新茶を飲もう!~八十八夜の手もみ茶
2019/4/28
毎年ゴールデンウィークには、月ヶ瀬で茶摘みをします。
そして、八十八夜の手もみ茶を作り、家族でいただきます。
今年は令和元年5月2日が立春から88日目です。
八十八夜に摘まれた茶の葉(新茶)は、秋から春にたくわえられた栄養がたっぷりと含まれていて、この時期の新茶を飲むと一年間無病息災でいられると言われています。
歴史的には、天平元年(729年)に聖武天皇が「行茶」の式を行ったのが、茶の飲用の最初の記録だそうです。
先ずは茶摘み。
新芽の一芯二葉を摘みます。
すぐに摘み取った葉を蒸します。
こんなにきれいな色!!
蒸しあがった茶葉
その後
「葉振るい」水分を取ります。
↓
「回転もみ」力を加えてもみます。
↓
「もみ切り」形をつけ乾かします。
↓
「でんぐりもみ」針状に伸ばします。
↓
「こくり」形を整え光沢を出します。
↓
乾燥させます。
なんと、出来上がるまで5~6時間もかかるんですよ~!
しかも、1キロの生のお茶の葉から200gしかできません!!
とっても手間のかかる作業です。
そんな丁寧な手仕事を終えた新茶のしずく。
色は薄いですが、感動的な美味しさです。
※美味しさを引き出すお茶の淹れ方のポイントまろやかなうまみ成分をよく引き出し、タンニン、カフェインなどの苦味や渋味を抑えるには温度がとても大切です。
1.温度は60℃~70℃
2.抽出時間は70℃で1分、または60℃で1分半
3.一人当たり3gの茶葉を目安に
●煎茶の淹れ方(1~3人分)
急須に煎茶大さじ2(約10g)、210mlのお湯(約70℃)を注ぎ1分待って、最後の一滴までしっかり注いでくださいね。
2煎目からは30秒でOK。
こんなに美味しい日本が誇るお茶。
日本の文化そのもののようなお茶を世界の人たちに飲んでほしいなと思うのですが、残念ながら農薬の残留基準値は世界に比べて誇れるものではありません。
昨年、ボトル茶飲料からネオニコチノイド農薬が検出されたことも衝撃でした。
毎日いただくお茶は美味しくって安全なものが良いですね。
コープ自然派のお茶は、農薬を使わずに栽培された香りのよい一番摘み茶や、美味しい健康茶がたくさんあります。
5月になると新茶の季節。
新茶特集のチラシが届くのも楽しみです。
その日の気分や体調に合わせて、日本の風土が生んだ安全でおいしいお茶の時間を楽しんでくださいね。
おまけ
コロンと可愛いいお茶の種茶畑に落ちていまーす♪