なんてったって、大活躍!おいしい椎茸!
2020/1/17
帰ってきた子どもが玄関に入るなり、
「わー!おせちの匂いがする~」
「食べるう!」とキッチンへ直行です。
たくさん煮たときは美味しい椎茸の香りが家中を包みます。
我が家では普段もお正月も大活躍の椎茸です。
旨味もたっぷり肉厚でとっても美味しいから、お正月前にはいつも椎茸をこんなに買い込みます。
そして、まずは天日干し。
2 時間ほどお日様に干すだけで、ビタミンD2がぐっと増えるそうです。
椎茸にも品種があり、菌興椎茸協同組合の椎茸は、鳥取県生まれの品種「菌興115 号」です。
もちろん、肥料や化学薬品を一切使わず、ほだ木の産地にもこだわった、安心の原木椎茸です。
ほだ木になる広葉樹の伐採で、その切り株から翌年ひこばえが萌芽します。
日本の森林を育てることで、多様な生き物の豊かな生態系を守り、美しい森から流れる養分が海をも活性するという循環型のすばらしい農林業です。
味がとっても濃く美味しいというだけではなく、
森と里と海・・・
恵みの栽培方法でできた椎茸なんですね。
肉厚でとってもおいしいので、旨煮にぴったり。
水で戻すと、
ほら、こんなにふっくら!
●どんこの旨煮
①どんこ椎茸20 個ほど(100g)は2 リットルほどの水に10 時間ほど浸け、冷蔵庫で戻す。
②鍋に椎茸と戻し汁をひたひたにいれて、紹興酒(又は酒)1 カップ、みりん1/2 カップ、醤油1/2 カップ、ネギの端材、しょうがの端材や皮などを一握り程いれ1 時間以上煮詰める。
ネギや生姜を入れるのは中華の手法です。
旨煮に香味が奥行きを出してくれて、ひと味違うおいしさです。
出来上がり。(煮た後のネギやしょうがは食べません)
軸の部分も味が染みて貝柱のような歯ごたえがありとっても美味しいのでオムレツの具材やご飯のお供など他のお料理にも使えます。
煮た椎茸の軸は、石づきの根元をハサミで切り取り、ほだ木とくっついていたがさがさの部分をはずして、細かくきざんで使ってくださいね。
旨煮の汁もいろいろ使えます。
同量位の水でうすめ、他の材料を煮ても美味しいんです。
椎茸は体内の余分な脂肪やコレステロールを取り除き、椎茸特有のエリタデニンは血液をサラサラにするといわれています。
食養的には陰性の食べ物なので、陽性の火を長く入れることによって調和され、美味しくなります。
ヘルシーな椎茸を美味しくいただいて、令和2年も健康に過ごしたいですね。
今年も皆様にとって素晴らしい年となりますように。