「自分が飲みたいから自分で作った」 食品添加物を使わないスポーツドリンク 熱中症対策に

2021/7/10

気温がどんどん上がるこれからの時期、帽子や日傘等で暑さを避け、こまめに休憩や水分をとることなどが必要になってくる。熱中症のリスクを避けるには、水分だけでなく、汗をかいて身体から失われた水分や、塩分を効率よく補うことができる「スポーツドリンク」も上手に取り入れたいものだ。

そんなスポーツドリンクを「オーガニックでできたら……」と、徳島県でオーガニックの原料や無添加にこだわった食品づくりを行う光食品株式会社(徳島県板野郡上板町)が、その名も「オーガニックスポーツドリンク」を開発、販売している。

「オーガニックスポーツドリンク」

同社の「オーガニックスポーツドリンク」について、「食品添加物を使っていない日本で唯一のスポーツドリンク」だというのは、代表の島田光雅さん。開発のきっかけは、島田さん自身が夏場に熱中症のような症状になってしまったこと。「スポーツドリンクを飲もうとしたが、自分が飲みたいと思えるような食品添加物の入っていないスポーツドリンクがなかった。それならば、自分で作ろうと思い立ち、開発に3年をかけてようやく完成した」(島田さん)。

光食品株式会社、代表の島田光雅さん

食品添加物だけでなく、砂糖も甘味料も使っていない。原材料はオーガニックのぶどう果汁、りんご果汁、レモン果汁、ゆず果汁、そして塩。島田さんによると、ぶどうやりんごの自然な甘さに、オーガニックレモンとオーガニックゆずの果汁を加えているので、爽やかであと味はさっぱり。スポーツドリンクにありがちな、甘ったるくて飲んだあとにまた喉が渇く……などということがないような仕上がりになっている。島田さんのもとには、顧客からの「無添加で作ってくれてありがたい」といった声や「スポーツをしているので、すごく重宝している」といった声が届くそうだ。

使用している食塩は山口県下関市の「最進の塩」。精製塩は塩化ナトリウムが主成分だが、「最進の塩」は海水を煮詰めて作っているので、ナトリウムだけでなく、海水由来のカルシウム、マグネシウム、カリウムなどのミネラル成分が残っている。体に吸収されやすいよう、浸透圧にもこだわり、水分だけでなく糖分や塩分も体内へ吸収されやすくなるように設計されているという。

さらに、「オーガニックスポーツドリンク」は100ミリリットルあたり17キロカロリーと、低カロリー。280ミリリットル入りの容器に入っているので、持ち運びもしやすい。光食品は、このスポーツドリンクの他にも、野菜・果実ジュース、ぶどうサイダーやジンジャーエールなどを、オーガニックで開発・販売している。光食品の「オーガニックスポーツドリンク」はコープ自然派で購入が可能。

光食品がオーガニックで開発したドリンク
「オーガニックスポーツドリンク」

この記事はラジオ関西トピックス【ラジトピ】に掲載された記事です。ラジオ関西の許可を得て、コープ自然派のホームページにも掲載をしています。

 

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