“無塩せき”ってなに~?自然派あらびきウィンナー・ベーコン
2018/4/23
お弁当のコミュニティ Oh!BentoLaboの主宰者として、お弁当にへビロテおかずのウィンナーについて、ひとつ、みなさんに質問でーす。
あなたが子どもの頃に食べていたウィンナーはどんな色でしたか?
“赤”と答えた方、昭和の香りがします。
“肌色”と答えた方、30代以下ですねー(笑)
まぁ、かくいう私も昭和のど真ん中世代!
もちろん赤いウィンナー全盛の世代です!!
しかし最近ではスーパーのウィンナーも肌色もしくは燻製色が主流。赤いウィンナーも置いてますが、端っこにおいやられています。
そして、ウィンナー横に並ぶ“ベーコン”もお弁当のおかずづくりで重宝するオールラウンドプレイヤーです。
うずらの卵やインゲン、アスパラなんかをベーコンでくるくると巻き、楊枝でとめたものを軽くソテーする。
いまではお弁当にフツーに入っているおかずですが・・・私の子どもの頃は運動会か遠足のお弁当に入っている、特別感あふれる超リッチなおかずでした。
ふふふ、歳がバレてしまいますねー
大型スーパーなどに行くと、ウィンナーやベーコンは様々なメーカーの様々な種類のものが大きなスペースを取って販売されています。
そう、なにを選んでよいのかわからないくらい。
でも“無塩せき”というウィンナーやベーコンはあまり見かけません。
私はコープ自然派のオリジナル商品“自然派Style”のウィンナーとベーコンを愛用しています。
“無塩せき”ってパッケージに書いてあります。
どうしてわざわざ書いてあるのでしょう。
市販のウィンナーやベーコンでは見かけないこのワード!
コープ自然派さん、この“無塩せき”ってなんですかー?って、このウィンナー、ベーコンを食べはじめて私は何年目!!
使っていても、食べていても、意外に知らない!いえ、調べていなかっただけ・・・単なるずぼらです。
そこで、いまさらですが“無塩せき”をググッてみました!
ポイントは原材料表示!
正直、私はコープ自然派のものなら安心という前提で商品を購入しています。
なので、ウィンナーやベーコンの原材料表示をわざわざ見て購入することはありませんでした。
しかし、これってダメですよね、きっと。
信頼していても、ちゃんと自分の目で確かめる。
そうでないと、自信を持って人に薦めることはできませんから。
自然派Styleのあらびきウィンナーとベーコンの原材料表示です。
一目瞭然。
豚肉 食塩 砂糖 香辛料
シンプルです。
これが一般的なウィンナーになると、発色剤(亜硝酸Na、硝酸カリウムなど)や、結着補強材(リン酸塩など)といった化学実験っぽいワードがたくさん並んでいます。
ハムやウィンナー、ベーコンをつくる工程で、塩や発色剤などに漬け込むことを“塩せき”、“無塩せき”とは発色剤を使っていないことを言います。
そう、無塩せきとは塩せきをしていないという意味なんですねー。
あなたなら、どちらを選びますか?
手に入る機会があるのなら、やはり“無塩せき”を選びたいですよね。
じつは“自然派Style”のウィンナーとベーコンは1962年6月横浜市で創業し、1970年からハム・ソーセージを手がけている「鎌倉ハムクラウン商会」さんが製造しています。
大阪で万国博覧会が開催され、生産性と効率を追求し、大量生産・大量消費をよしとした時代。
日本が高度成長期に突入した頃から「安心」「安全」にこだわっていたメーカーだったなんて・・・
鎌倉ハムクラウン商会さんは“極力添加物を使わずに製品をつくる”というポリシーを開発当時から持ち続けて、きほん原料肉と食塩・砂糖・香辛料だけでつくることにこだわっているそうです。
そして、私がいつも感心するのは、自然派Styleのベーコンが豚バラそのものの形状をしていること。
まさに、生の豚バラでつくりましたという風貌です。
パッケージを開けると、ほんのり燻製の香りもします。
ショルダーベーコンと違ってバラベーコンですから、もちろん脂の質の良さがおいしさの決め手となり、旨みとなります。
このバラベーコンの脂身、もちろんおいしゅうございます。
私流のベーコンエッグは、火を点けていないフライパンにバラベーコンをのせ中火より少し弱めの火加減でじっくり焼いてから卵を投入します。
黄身がとろ?となる加減が好きで、カリッとベーコンに黄身をソースのようにつけていただくと最高です。
あらびきウィンナーはボイルして食べるのが好みです。
あらびきといっても、とてもソフトタッチの食感で、香辛料もやさしいのでお子さんが食べても大丈夫ですよー
お弁当のおかずには、軽くボイルしたものをサッとオイルで炒めます。
どちらも冷凍ストックして常備していますよ。
メリハリのある味がおいしいと感じる人には、ちょっと物足りないと感じるほど、やさしい味です。
でもねー、食べ続けているとこれでないと!となる味。
いいですねー。