第1回 「いのち」のつながりに気づく機会を大切に
2024/10/4
「いのち」を育むことは、生きものとしての基本です。どうすればいのちが輝いて生きられるのか、それには自然の流れに逆らわないことが大事かなと思っています。
妊娠、出産、授乳、離乳という一連のからだの変化は、女性が母となる自然の流れです。人類は36臆年の進化によってこの地球上に誕生し、今に至るまで、動植物のいのちを糧として暮らし、食べ、子を産み、育て、いのちをつなげてきました。
しかし、現代社会は今、妊娠・出産という、いのちの循環においてさまざまな異変が起きています。あまりにも高度に文明化された社会状況のなかで、いのちを支えている「食」が大量生産などにより工業製品と同じ扱いになっています。赤ちゃんがおっぱいの次に口にする離乳食までもビン入り製品となっている状況です。
幸い、女性は子どもを産み育てるという一連の流れの中でいのちのつながりに気づかされる好機を持っています。今こそ、この気づきを大切にしたいものです。