第6回 土鍋で炊いた重湯からスタートしましょう

2024/12/20

 まずは土鍋などでコトコト炊いた重湯からスタートしましょう。ここだけは手を抜かないで!と強調するのは、子どもは本当においしいものなら食べてくれるからです。「うちの子、パンがゆしか食べてくれない」などという声をよく聞きますが、「一度炊いたごはんをお湯に入れて炊いてますよね。そうではなくて土鍋で重湯をつくってみて」と申し上げると、「あれ、食べました」という返事が返ってきます。赤ちゃんの味覚は意外としっかりしていて、炊き立てごはんはしっかり食べます。それを知っておいて、穀物の固さ、味覚の発達に合わせて副食の固さを整えていくといいのです。

 みそ汁や野菜スープは5種類以上の野菜から取り合わせると栄養バランスも良く、旨味調味料などを使わなくても野菜の旨味で喜んで食べてくれます。最初はスープだけ飲ませ、しだいに柔らかく煮えた野菜をスプーンの背でつぶしたりして与えていきます。小さいときに素材そのもののおいしい味を知った赤ちゃんは、大きくなっても自然の味を覚えています。そして、大人になって自炊するようになっても、きっと何を食べたらいいのか理解しているはずです。

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