第7回 離乳食もごはん中心に

2025/1/3

梅﨑和子さんのいのちをはぐくむ離乳食講座

 私は食養を学び始めて6年目に第一子を出産しましたが、子どもにはアトピー性皮膚炎がありました。遺伝的な因子はあるとしても、食養を学び、卵も牛乳も肉もとっていないのになぜ?と強い疑問を感じつつ、手探りで母乳の質などについて体験的に見直しました。
 
 そして、理論的に正しいものが必ずしも身体に合うとは限らないこと、もっと自然体でやって良いのだと気づき、行きついたのが「陰陽調和料理」です。

 「陰陽調和料理」は、「陰」と「陽」という自然のシステムを食事に盛り込むことで、自然から大きなエネルギーをもらい、心身を健康にする料理です。また、穀物中心です。お米は赤ちゃんの胃腸にもやさしくて、離乳食には最適。ごはんをしっかり食べていれば、ジュースや甘いものをほしがりません。それは大人も同じで、ごはんが少ないと十分な栄養がとれないため、つい副食を食べ過ぎたり、揚げものや炒めものが多くなってしまいます。

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