第14回 人間の歯の食性に合った食べ方を
2025/4/18

最初の子はアトピーでした。当時はまだアレルギー食について「はしり」の頃で、「あれもダメ」「これもダメ」という除去食や回転食が主流でした。でも、私はもっとリラックスしていこうと思いました。では、どこに焦点を合わせたか。それが5:2:1の考え方です。つまり、人間の歯の食性に合った割合の食べ方です。
まず、ごはん、重ね煮の味噌汁、漬物。なければ納豆でもいいという感じです。そして、慣れてきたら副菜をつくります。まず、伝統食を踏まえたやり方をしようと思いました。味噌やしょうゆの中には発酵食も入っていますよね。こういう食事の中で、ダメなものはやめ、過ぎたら止める。口腔に合った食べ方は日本人が農耕を始めた弥生時代からの食べ方です。
