きほんの“き”
2018/9/26
4月から始まりました「しぜん派ほりおこし隊」この12回目を持ちまして、私の担当はいったんお休みし、次のほりおこし隊の方へのバトンタッチとなります。12回でしたが、私のコープ自然派への愛を感じ取っていただけましたでしょうか(笑)
さて、今回のテーマは「きほんの“き”」。
我が家にとってのきほんの“き”は、なんと言っても出汁です。
こちらが我が家の出汁の素材です。
昆布、鰹の荒削り節、煮干し。
味噌汁には煮干しと昆布。
これは、九州出身の母の影響です。
味噌によっては鰹と昆布。
例えば、辛口の米味噌や白味噌は鰹を効かせます。
煮物の出汁は鰹と昆布。
鰹はこの荒削り節をコープ自然派で長年購入しています。
高知県土佐市宇佐町の竹内商店さんの荒削り節(鰹削りだし)は旨味が強く、しっかりしているのに味に品があります。
商品説明にはうどんやそばの出汁におすすめとありますが、家庭料理にとても合う鰹出汁だと思います。
一般的に燻煙を施した状態を「花節(荒節の薄削り節)」や「厚削り(荒節を厚く削った削り節)」いいますが、竹内商店さんではこの荒節を天日で干し余分な水分を抜くことで、濁りの原因である水分が出汁にでないため、透き通った美しい出汁をひくことができます。これは竹内さんだけが持つ技術だそうです。だからこそ、使い続けたいおいしい出汁になるのですね。
いわゆる昆布、鰹節、いりこ。
お値段が高いから手が出せないという方も多いですよね。最近では漁獲量の減少と消費の減少などもありどうしても高くなってしまうのでしょうか?
ただ、本物の出汁と調味料で調理をするとリーズナブルな旬の食材がよりおいしくいただけます。
出汁をひくのが面倒という方も多いですが、日本の出汁って世界の中で一番手早くできるということをご存知ですか?
そう、フォンドボー(フランス料理の基本となる出汁)よりも鰹と昆布の出汁の方がすばやく作れちゃう(笑)
私は多めに出汁をひき、瓶に入れて冷蔵庫で保存して使っています。3日くらいで使い切るのがベストです。
そうはいってもその時間が惜しいというときにはコレ!
「コープ自然派Style関西風だしパック」
鰯、鰹、鯖、鮪のふしに昆布と乾燥しいたけという贅沢な内容です。そのうえ食塩、化学調味料不使用というのがうれしいですね。
少しだけ出汁が必要なときなどに重宝しています。
出汁はそのお家の味のきほんの“き”。
どんな高級食材を幼い頃から食べ尽くしていても、基本の味を知らずにいてはもったいない!
一杯の味噌汁から、子どもの味覚が育つことを信じ、子育ての中で出汁は手を抜かずにオールドスタイルを貫いてきました。
子どもが大きくなったいま、今度は自分のためにおいしい一杯を作りたいと思います。