大地と風を感じて!北海道じゃがいも
2018/11/28
わー!ひろーーーい!境が見えない!
なんだかだんだん早足になってこころが弾みます!
あった~!渡部農場さんの看板!
無農薬じゃがいもや太子屋さんのお豆腐原料になる無農薬大豆などでお世話になっている渡部さん。
渡部さんは「もう、終わったよ~!全部収穫したから何にもないよ」と。
えっー。ほんとに何もない!!せめて、何が、どこに植わっていたか、教えてください~。
「えーとね、ここ、じゃがいも、ここ小豆、ここ大豆と黒豆。ここ、かぼちゃ。デントコーンはあそこ」
説明してくださる指先を追って見るのですが、本当に何もなくて、ただただ目の前に広大な大地が広がります。
「今はね、若い人なんかはロボットとGPSを使ってまっすぐ行くからピシッと綺麗なんだよね。でもうちは使わないから畝がこんなに曲がっているの」とほほ笑む渡部さん。
40ヘクタールの農場を85歳のパートさんと他3人ほどで管理しているそうです。東京ドームの8.5倍の広さを農薬などに頼らず雑草抜きするんですよ~!
年齢にも、人数にも驚きです。
5月初めまでにじゃがいもを蒔き付け、6月は日中30度以上や氷点下の日もあり、気候が安定しなくて、長雨や日照時間不足が続き、どうなるかとても心配されたそうです。
残念ながら豆類は打撃を受けてしまいましたが、今年のじゃがいもは自信の持てるとっても良い出来だそうです。
美味しいジャガイモが倉庫に眠っています。
5キロ入り約1000個、5トンの箱の山が出来上がっていました。北海道の力強い土は滋味を生み出します。
渡部さんたちがひとつひとつ愛情いっぱい、手塩にかけて育てたじゃがいもの味を楽しんで下さいね。
★シンプルじゃがもち
今回作った9個分の量
ジャガイモ100g、片栗粉20g、油適量、醤油大匙1
ジャガイモの水分量で片栗粉の量は変わります。
醤油に少しみりんや甜菜糖などをいれても美味しいですよ。
茹でたじゃがいも1個をつぶして片栗粉大匙2ほど入れ
ひとまとめにする
油をひいたフライパンに一口大に成型したいももちをいれ、両面こんがり焼く
醤油大匙1を回しいれ、両面さっと焼く
出来上がり
レシピは梅干位の小さいサイズですので、丸餅くらいの大きさにする場合は
そのままレシピを4倍にして味付けの醤油大匙1の代わりに醤油大匙2、みりん大匙2、水大匙1のたれを作り
最後に回しかけると美味しいおかずの一品になります。
正確に測らなくても失敗しにくいので、レシピを目安に5倍や6倍にしても作れます。たれも、バターやはちみつなどを入れてオリジナルおうちの味を楽しんでくださいね。
自然は時々牙をむく。
いくら栽培技術が進んでも、自然を完全に克服するようなことは不可能だとおっしゃいます。
お話はとてもおおらかで力強く、今年は地震災害もあり苦難だったことと慮ります。
それでも負けず、この大自然の中でしっかりと安心安全な作物を作ってくださっています。
すっかりファンになり握手してもらいました。
広い大地の中で気持ち良い風にあたり、渡部さんの笑顔が疲れもこころも癒してくれました。
買い支えるという言葉がありますが実は、買っている私たちの方が、生産者さんに支えてもらっていることに気づきました。
いのちを育む、いのちがつながる産直。これからも買い支えあいたいと思います。