梅﨑和子さんの『いのちを育む離乳食講座』

読みもの紹介

母乳期から離乳食期は母親の健康も含めて不安が大きい時期・・・。「毎日の食卓からおいしく健康に」をテーマに実践してきた梅﨑和子さんの「食養生(何をどのように食べるのがいいのか)」を伝えるコラムを月2回お届けします。
—— 梅﨑和子さんプロフィール ——
梅﨑和子(うめさき かずこ)さん 
養生家庭料理研究家。病院の栄養士として勤務するなかで現代栄養学に疑問を感じ、日本の「食養」と陰陽調和料理を学ぶ。1987年、「いんやん倶楽部」設立。養生家庭料理の普及に努める。主宰する料理教室では「重ね煮」の調理法や養生の知識を取り入れ、米を中心とした食を提案。
主な著書に『おくすりごはん』(家の光協会)、『陰陽調和で考える いのちを養う食の基本』(新泉社)、『旬をまるごと生かす食卓』(講談社)、『こどもの「いのち」を育む旬のおやつ』(クレヨンハウス)など。

2024/11/15

第4回 歯の割合が栄養バランスを教えてくれる

 いのちは毎日の食に直結しています。「養生=生を養う」とは、日々の暮らし方の積み重ねによって心身ともに元気に暮らすことだと思います。バランスのとれた食事をつくるのは大変そうですが、実はそんなことはありません。栄養バランスを教えてくれるヒントは私たちの...

2024/11/1

第3回 おっぱいの味はお母さんの食事が左右する

 赤ちゃんは、おっぱいを飲み、眠って、動いて笑って泣く、おむつが汚れたら、泣く、全身で生きものとしての本能のままを生きています。1万年前の「母」も妊娠、出産、授乳、離乳という流れは同じです。  赤ちゃんが最初に口にする食事はおっぱい。お母さんはまだ歯...

2024/10/18

第2回 自然の生理条件に合った食べ方を

 妊娠は特別なことでも異常なことでもありません。生きものは、ネコの赤ちゃんもイヌの赤ちゃんも皆、月満ちて生まれてきます。ですから、妊娠中も特別に違った食生活をする必要はないのです。ヒトとしての食性にもとづき、過度に精製されていない健康な食材、つまり、...

2024/10/4

第1回 「いのち」のつながりに気づく機会を大切に

 「いのち」を育むことは、生きものとしての基本です。どうすればいのちが輝いて生きられるのか、それには自然の流れに逆らわないことが大事かなと思っています。  妊娠、出産、授乳、離乳という一連のからだの変化は、女性が母となる自然の流れです。人類は36臆年...

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