第22回 通常総会終了のご報告

2023/6/27

2023年6月26日に開催されました「生活協同組合連合会コープ自然派事業連合 第22回通常総会」が終了いたしました。第1号議案から第4号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。
(出席した代議員数:議長に選任された1名を除く、本人出席30名、委任出席0名、書面出席20名の合計50名)

議案の採決結果

  • 第1号議案 
    2022年度 事業報告、決算報告、剰余金処分案承認の件

    賛成多数で可決承認されました。(反対0票、保留0票)
  • 第2号議案
    2023年度 活動方針、事業計画、予算承認の件

    賛成多数で可決承認されました。(反対0票、保留0票)
    • 第3号議案 
      役員選任の件

      賛成多数で可決承認されました。(反対0票、保留0票)
    • 第4号議案
      定款の一部変更の件

      賛成多数で可決承認されました。(反対0票、保留0票)
      • 総会アピール2023
        拍手で承認されました。

      総会アピール2023

      私たちは「核(原発)のない世界」「いのちを守る食料生産」を求めます。

      ウクライナ危機は多くの市民を犠牲とし、世界を核兵器や原発攻撃の脅威にさらしています。これ以上何の罪もない、多くの犠牲者を出す戦争は即刻、止めるべきです。またG7、広島サミットの核抑止論は、核廃絶の思想とは相容れず、世界に平和をもたらすものではありません。即時、核兵器の廃絶、また原発の廃止を求めます。

      日本においては、議論のないまま反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有と防衛費増額、原発回帰など、大転換がありました。また日本の「食料安全保障」のあり方が問われようとしています。

      さらにPFAS(有機フッ素化合物)やネオニコチノイド系農薬、グリホサートをはじめとする有害化学物質の氾濫は生命の衰退を招き、遺伝子操作(遺伝子組み換え・ゲノム編集)やフードテックは食料生産のあり方を強引に変え、食の安全を脅かし、食文化と生態系を破壊しようとしています。これらの問題解決のために、まずオーガニック給食の取組をすすめ、各地域で多様ないのちを大切にする食料生産を拡げることが必要です。 コープ自然派は、これら諸課題に対する基本見解を示し、内外に発信するとともに、課題解決に向けた運動連帯を呼びかけます。


      1. 専守防衛を基本とする日本国憲法の理念に反する反撃能力(敵基地攻撃能力)の保有に反対します。また反撃能力を保有するための防衛費増額および増税に反対します。

      2. 原発事故を二度と起こさないために、原発回帰のためのGX法案に反対します。原子力政策の大転換となる原発運転期間の延長および新増設・リプレース(建て替え)に反対します。

      3. 福島第一原発汚染水の海洋放出および六ケ所村核燃再処理工場の稼働に反対します。核燃料サイクル・核のごみ問題の見通しが立たない今、原発回帰は将来世代に対して、無責任と言えます。

      4.「食料・農業・農村基本法」改正において、不測時に際し、国民に増産命令、強制力を伴う法整備をすすめていることに反対します。

      5. PFASはじめ、水銀やカドミウムなどの重金属が含まれる下水汚泥肥料の使用に反対します。また土壌のカドミウム汚染対策として、放射線育種米への切り替えに反対します。

      6. 生態系や人体に悪影響を与え、社会問題となっているネオニコチノイド系農薬やグリホサートの早期禁止を求めます。

      7. 遺伝子操作、フードテックに反対します。これらは脱炭素(気候変動)を理由に、強引に推し進められようとしていますが、決して持続可能な取組ではありません。

      8. 農薬や遺伝子操作に反対して、世界各地でオーガニック給食が実践され、地域に有機農業を拡げています。オーガニック給食の実現に向け、積極的に取り組みます。

      2023年6月26日
      生活協同組合連合会コープ自然派事業連合
      第22回通常総会


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