【拡がるオーガニック!】冷凍・国産有機ほうれん草の販売を開始。コープ自然派は、国産オーガニックを拡げるマザーマーケットとしての役割を担います。

2024/5/21

有機ほうれん草の圃場で収穫をしている様子(熊本県)

生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合(本部:兵庫県神戸市)と、国分西日本株式会社(本社:大阪府大阪市)、日本有機加工食品コンソーシアム(本部:兵庫県神戸市)が連携し、国産有機の冷凍野菜の取り扱いが実現しました。第一弾として、冷凍野菜『国産有機ほうれん草』を、コープ自然派の各生協にて2024年5月13日(月)より取り扱いを開始しました。

【商品情報】

・商品名:国産有機ほうれん草(冷凍)

・参考価格:228円[246円(税込)]1袋200g

・原材料:有機ほうれん草(熊本県)

・製造:熊本大同フーズ株式会社

・注文受付開始:2024年5月13日(月)より[隔週掲載]

※商品はコープ自然派5生協(2府8県)に加入して利用いただけます。

国産有機の冷凍野菜-開発のワケとこれから-

旬の季節、肉厚に育った有機ほうれん草(熊本県)

旬の野菜を安定的にお届けするために

栄養価の高い旬の野菜を、年中お届けしようと開発が始まりました。栽培技術の向上により、旬の時期以外でも青果の栽培が行われています。しかし昨今の異常気象などにより、栽培をすることが難しくなってきている現状があります。また、栄養価や食味の面、省エネルギーの面でも『旬の時期に栽培すること』は大切な要素のひとつだと考えています。

国産であり、オーガニックであることの意義

食の安心・安全を求めることは、国内の食料自給率向上と地球環境を守ることに繋がると考えています。コープ自然派では、食の安心・安全を求める活動を行ってきたなかで、食料自給率38%※の問題や、環境汚染問題などは、相互に関係しあう複合的な問題と捉えています。「国産派宣言」を掲げ、国内の農業や畜産、水産業を守ることで、食料自給率の向上をめざしています。また、未来の子どもたちに豊かな自然がひろがる地球環境を守り残すことを目的とし、農薬を排除し有機農業を拡げる取組を進めています。

※日本の食料自給率はわずか38%(令和4年度カロリーベース / 農林水産省)

国産有機野菜の冷凍で、拡がるオーガニック

冷凍の国産有機野菜が登場することで、家庭でも手軽に有機野菜を使用することができるようになります。そして、学校でのオーガニック給食導入に向けても非常に大きな一歩に繋がります。農作物の収量は天候にも大きく左右されるほか、さらに有機栽培となると生産者がまだまだ少ない現状があります。有機農産物は、オーガニック給食を導入する場合に確保しづらい食材となり、ハードルが高くなっています。しかし、旬の時期に栽培した有機野菜を冷凍することで、安定的に供給を実施することが可能になります。

学校給食のオーガニック化が実現できれば、子どもたちに安心・安全な食を提供することができます。そして、国産オーガニック野菜の需要を生む一大マーケットができることで、さらに有機農産物を育む田畑が拡がり、手に入りやすい価格での提供が実現し、国産オーガニックは大きく拡がります。

国産オーガニックを拡げる取組は垣根を越えて

生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合が中心となり2023年4月『一般社団法人 日本有機加工食品コンソーシアム(JOPF)』を立ち上げました。農家、企業、団体が利害や資本を超えてつながり国産有機加工食品を創るプラットフォームです。

今回、日本有機加工食品コンソーシアムと、国分西日本株式会社と、コープ自然派事業連合が連携することで、冷凍有機野菜の商品の取り扱いが実現しました。

日本有機加工食品コンソーシアムは、生産者と実需者が連携できる仕組みづくりとサポートを実施し、国分西日本株式会社では、実際に野菜を栽培する生産者と、収穫から加工まで一貫して行う加工会社を結びつけました。そして、コープ自然派は組合員が求める商品を扱うことで、組合員とともに買い支え、オーガニックの市場を育てるマザーマーケットとしての役割を担います。

コープ自然派について

オーガニック、しかもお手頃

コープ自然派は、生産者との顔の見える関係を大切にし自然と共存する暮らしをめざし、四国・関西のエリアで事業を展開。厳しい独自基準を設け、国産にこだわった食品添加物に頼らない商品やオーガニックや省農薬で育まれた野菜を中心に取り扱う生活協同組合です。有機の学校をはじめとする有機農業を拡げる取組など多岐に渡り活動を行っています。

取材に関するお問い合わせ
生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合
・担当者:広報 / 田中
・電話:078-998-0850【平日10:00-17:00】

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