コープ自然派の各生協で2024年度の総代会を開催。誰もが有機農産物を食べることができる社会をめざして、今までも。これからも。

2024/7/12

生活協同組合連合会コープ自然派事業連合(本部:兵庫県神戸市)の各生協にて、2024年度の通常総代会(※)が開催されました。

※総代会:生協は組合員が出資・利用し、組合員の合議によって運営されています。組合員の中から代表を決めて、年に1度開催する総代会で、生協の事業や活動の進め方を決定します。

生活協同組合コープ自然派しこく

第13回通常総代会
泉川 理事長

生活協同組合コープ自然派しこく(本部:徳島県板野郡)は、2024年6月22日(土)テクノプラザ愛媛テクノホール(愛媛県)にて、第13回通常総代会を開催しました。総代定数260名の内256名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席34名、委任出席2名、書面議決出席218名)し、第1号議案から第7号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。2024特別決議が読み上げられ、拍手で承認されました。

【2024特別決議】

いのちを守ろう

地震や豪雨などの自然災害、侵略を目的とした戦争や紛争。また、それらを原因とした飢餓など、かけがえのない人のいのちが危険にさらされる状況の今。日常の「食」でも、遺伝子操作など安全性が確立されていない食べ物の開発と販売流通が押し進められています。

私たちコープ自然派しこくは、いのちを何より大切に考え、食や暮らしの安全を守ります。

2025年3月には、GMOフリーゾーン運動全国交流集会をコープ自然派しこくが主催して愛媛県で開催いたします。これを機に、食を通していのちを守ることについて考え、未来へつなげる一年となるよう取り組みます。

かけがえのない いのちを守るために

水俣病センター相思社の永野三智さんをお招きし講演会「水俣病事件を考証する-患者ではない私が語る-」も同時開催しました。資本主義社会が引き起こし、社会の無関心と資本主義への依存が病気を広げてしまった水俣病の背景や、これまでの経緯、永野さんが水俣病患者の方から聴いた当時の記憶についてお話しいただきました。「厳密な知識の共有はできない。けれど、伝える装置を作っておかないといけない。同じことを繰り返さないために。水俣病はまだ終わっていない。」とお話を締めくくられました。

生活協同組合コープ自然派しこく
・本部所在地:徳島県板野郡板野町川端字川敷田11番1
・設立年月日:平成24年4月
・供給高:6,551,037千円
・組合員数:62,794人
・公式サイト > https://www.shikoku.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2024年3月末時点の情報

コープ自然派おおさか

第26回通常総代会
上野 理事長

生活協同組合コープ自然派おおさか(本部:大阪府茨木市)は、2024年6月22日(土)ホテル京阪京橋グランデ(大阪市)にて、第26回通常総代会を開催しました。総代定数250名の内204名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席94名、委任出席1名、書面議決出席109名)し、第1号議案から第4号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。

また、2024年度総代会記念イベントが2024年9月8日(日)に開催されます。映画「MINAMATA」を上映し、アイリーン・美緒子・スミスさんをお招きしお話をいただきます。イベント詳細は下記よりご確認ください。

生活協同組合コープ自然派おおさか
・本部所在地:大阪府茨木市島1丁目12番37号
・設立年月:1998年10月
・供給高:8,138,999千円
・組合員数:57,929人
・公式サイト > https://www.osaka.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2024年3月末時点の情報

コープ自然派兵庫

第22回通常総代会
正橋 理事長

生活協同組合コープ自然派兵庫(本部:兵庫県神戸市)は、2024年6月21日(金)デザイン・クリエイティブセンター神戸 KIITO(神戸市中央区)にて、第22回通常総代会を開催しました。総代定数250名の内231名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席83名、委任出席0名、書面議決出席150名)し、第1号議案から第4号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。アピールが読み上げられ、拍手で承認されました。

【アピール】

平和の実現に向けて

今、ウクライナやガザで起こっている紛争はかけがえのないくらしだけでなく、尊い命を脅かし、未来ある子どもたちの夢や希望を一瞬で奪っています。

日本では、憲法9条の理念に則らない武器輸出解禁、防衛費の増額で大軍拡を進める危険な動きが強まっています。
沖縄の公道には戦車が走り、避難訓練が行われるなど、再び戦場となりつつあります。

核による抑止、軍事力増強では、平和を守ることはできません。
子どもたちの未来のために、世界の紛争を自分事と捉え、歴史から学び、平和的手段で解決するために声をあげ行動しましょう。

ジャーナリスト金平茂紀さんをお招きし「新しい戦前」についてお話いただきました。最初に「目の前にぶらさがっている2つの戦争、まずは戦争をやめるべき。」と断言された金平さん。会場からも賛同のうなずきがありました。不確かな平和だからこそ、一人ひとりが考え、守るべきものを守るために「いま」何が起こっているのかを知ることが大切であると締めくくられました。

生活協同組合コープ自然派兵庫
・本部所在地:神戸市西区見津が丘4丁目10番5
・設立年月:2002年12月
・供給高:6,598,582千円
・組合員数:52,137人
・公式サイト > https://www.hyogo.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2024年3月末時点の情報

コープ自然派奈良

第22回通常総代会
上市 理事長

生活協同組合コープ自然派奈良(本部:奈良県磯城郡田原本町)は、2024年6月22日(土)橿原市商工経済会館(橿原市久米町)にて、第22回通常総代会を開催しました。総代定数199名の内179名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席37名、委任出席1名、書面議決出席141名)し、第1号議案から第5号議案まで、すべての議案が可決・承認されました。アピールが読み上げられ、拍手で承認されました。

【アピール】

平和な社会にむけてわたしたちができること

ロシアがウクライナと戦争を始めてから2年以上が経過しました。昨年には2014年に無期限停戦となっていたイスラエルとパレスチナの紛争が再燃しました。世界各国で国家が関与する武力紛争の数は54件と発表されています。(※1)この数字は多いと感じますか?少ないと感じますか?

このような世界情勢の中で、日本の防衛省は反撃能力や補給を切らさない経戦能力を保有するため、精華町にある陸上自衛隊祝園分屯地を、ミサイルや弾薬の保管場所にするための整備費として、100億園以上の予算を計上し、戦争がいつでもできるよう着々と準備を進めています。

ある日突然空から爆弾が降ってきたら 大切な家族が戦争へ召集されたら
そうなる前にわたしたちになにができるでしょうか

生協は「平和とよりよき生活のために」設立された組織です。(※2)
平和のためにわたしたちにできること

戦争について知りましょう 世界の仕組みについて考えましょう
世界で起きていることに、ひとりひとりが自分事として向き合い、考え、声をあげましょう
選挙へ行って投票する、署名や住民投票、デモ行進に参加する
戦争に加担する企業の商品を買わない不買運動
さまざまな方法で自分の意志を示すことができます(※3)

政治を変える 世界を変える
平和とよりよい生活を守るために行動しましょう

※1 2011年に発表されたスウェーデンのウブサラ大学が運営する「ウブサラ紛争データプログラム」よりJICA「戦争のない世界のために」より
※2 1951年3月の日本生協連「創立宣言」より
※3 アメリカ各地の大学では武器製造企業などへの投資の取止めや即時停戦への自国政府の外交努力を求めてデモ行進や座り込み、ハンガーストライキ、キャンパス内の野営など、未曾有の人権と命への蹂躙(戦争)に対して抗議活動が続いています。抗議活動は高校生を含む世界中の学生たちに、そして学生たちを守ろうとする市民へと広がっています。日本でも、早稲田大学での抗議行動では学生が「目を背けない!」とコールしました。

登山用品やアウトドアウェアでおなじみのパタゴニアは環境問題に積極的に取り組まれており、近年は食と農を通して地球環境を救おうとしています。パタゴニアプロビジョンズ ディレクターの近藤勝宏さんをお招きし、パタゴニアの企業理念やアクティビズムのお話、なぜいま食や農業に積極的に取り組もうとしているのか詳しくお話いただきました。

生活協同組合コープ自然派奈良
・本部所在地:奈良県磯城郡田原本町西竹田33-1
・設立年月:2002年11月
・供給高:2,331,858千円
・組合員数:18,524人
・公式サイト > https://www.nara.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2024年3月末時点の情報

コープ自然派京都

第17回通常総代会
筆口理事長

生活協同組合コープ自然派京都(本部:京都府久世郡)は、2024年6月20日(木)京都府民総合交流プラザ 京都テルサ(京都市南区)にて、第17回通常総代会を開催しました。総代定数147名の内128名が出席(議長に任命された2名を除く、本人出席38名、委任出席0名、書面議決出席88名)し、第1号議案から第5号議案(※第4号議案は取り下げ)まで、すべての議案が可決・承認されました。アピールが読み上げられ、拍手で承認されました。

【アピール】

「地球上の生きもの全てのいのちが大切にされる環境を心から願います」
 
私たちは、今、食生活や地球環境に影響を及ぼす様々な問題に直面しています。
遺伝子操作された食品の表示義務の欠如、ALPS処理汚染水の海洋放出、国民の安全を無視した法律の改正や新たな制定などです。
 
私たちができることは何でしょうか。
信頼できる生産者と共に支え合うこと。
正しい選択をするため常に新しい情報を学び続けること。
平和で持続可能な社会をつくるため共に考えること。
 
私たちには選択する権利があります。
私たち一人ひとりが意識を高め、行動を起こすことで、より良い未来を築いていきましょう。
 
Do it together!!

国際ジャーナリストの堤未果さんをお招きし「堤未果さんから聞く!リアルな日本の現状」について特別講演を開催しました。世界の動きから見た日本の現状についてお話をいただき、「資本主義経済の企業のアキレス腱は、消費者の意思です」と消費者がきちんと主権を握る、自分たちで情報を知って、判断し声をあげることの大切さについて語っていただきました。

生活協同組合コープ自然派京都
・本部所在地:京都府久世郡久御山町市田新珠城9
・設立年月: 2007年9月
・供給高:2,734,938千円
・組合員数:17,570人
・公式サイト > https://www.kyoto.shizenha.net/
※供給高・組合員数:2024年3月末時点の情報

コープ自然派について

オーガニック、しかもお手頃

コープ自然派は、生産者との顔の見える関係を大切にし自然と共存する暮らしをめざし、四国・関西のエリアで事業を展開。厳しい独自基準を設け、国産にこだわった食品添加物に頼らない商品やオーガニックや省農薬で育まれた野菜を中心に取り扱う生活協同組合です。有機の学校をはじめとする有機農業を拡げる取組など多岐に渡り活動を行っています。

取材に関するお問い合わせ
生活協同組合連合会 コープ自然派事業連合
・担当者:広報 / 田中
・電話:078-998-0850【平日10:00-17:00】

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