コープ自然派のお米のこだわり
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農薬や化学肥料を極力使わずに栽培
無農薬米をもっともっと拡げるために、コープ自然派では段階的に農薬を減らす取組もすすめています。
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地域と連携し、田んぼの生きもののにぎわいを取り戻す
「環境支払いカンパ」を募り、地域と連携して「冬水田んぼ」「魚道」「ビオトープ」づくりを行っています。
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いのちのつながりを実感!「田んぼの生きもの調査」
調査を通じて、生きもの・農業・食べもののつながりへの理解と関心を高めています。
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安心・安全で利用しやすいしくみづくり
お米の買取価格を上げることで生産者には栽培技術の向上を、組合員さんには安心でおいしく、その上安く供給することをめざしています。
ごはんがすすめば田んぼが拡がる
お米は日本が唯一100%自給できる作物であり、米作りは日本の農業の基本です。
しかしながら、日本の米作りをめぐる状況は、 米価の下落や後継者不足 、耕作放棄地の拡大等の影響で厳しさを増すばかり。
さらに、 お米の消費量も年々減少しています。
お米を作る農家が減り、 田んぼが少なくなるということは何を意味するのか…
田んぼが単にお米を作るだけでなく、 美しい自然環境や多様な生きものを育み、 土砂崩れや洪水を防ぐ等、 私たちの生活に色々な恵みをもたらしていることも忘れてはいけません。
お米を食べなくなった日本人
日本では食事をすることを「ごはんを食べる」というほど、米は日本の食の中心となってきました。ところが、お米の消費量は年々減少しています。
2018年度1人当たりの消費量は53.5㎏(農林水産省)。 1962年のピーク時(118.3kg)の約45%にまで落ち込み、 それと共に日本の食料自給率は低下しています。
コープ自然派の産直米の田んぼは、多くのいのちを育む「いのちのゆりかご」
コープ自然派ではすべての産直産地で、有機の田んぼを拡げる米づくりに取り組んでいます。
なかでも、有機・無農薬栽培のお米の注文量は全体の約30%(2020年度実績)!
「安心・安全なお米を安定的に入手したい」組合員さんと、「組合員のために安心・安全のお米を栽培する」生産者とともに、有機・無農薬栽培のお米の注文量を年々増やしています。
ネオニコチノイド系農薬不使用のお米づくり
かつて、お米の生産性を高めるために、農薬や化学肥料が大量に使われた時代がありました。今、お米の栽培に一般的に使われるネオニコチノイド系農薬も、その生きものを食べる野鳥やお米を食べる私たちヒトへの悪影響が指摘されています。
コープ自然派がめざすのは「未来」につながるお米作り。
コープ自然派ではミツバチの大量死の原因ともいわれるネオニコチノイド系農薬に反対し、お米以外の農産物でも生産者とともにネオニコチノイド系農薬不使用の取組を進めています。
その結果、田んぼではたくさんのいのちが育まれ、その生きものたちをチカラを引き出したお米づくりもすすんでいます。
いのちのつながりを実感!「田んぼの生きもの調査」
生産者と組合員が一緒に田んぼに入り、田んぼの中にどんな生きものが生息しているか調べています。調査を通じて、農薬や化学肥料に頼らない田んぼにはとんぼやおたまじゃくし等、たくさんの生きものが棲んでいることを実感!生きもの・農業・食べもののつながりへの理解と関心を高めています。
冬水たんぼ等の拡大に取り組む「環境支払いカンパ」
2010年からコープ自然派の産直米のひとつ「ツルをよぶお米」の生産者と連携した環境支払プロジェクトを開始。組合員のみなさんからのカンパをもとに環境支払を行い、「冬水田んぼ」への取組に協力している生産者への支援をしています。今後はビオトープや魚道づくりなどにも対象を広げていきます。
※冬水田んぼ:冬に耕作しない田んぼに、水をためて、湿地と同様の機能を発揮させることで、地域の生物多様性を保全する試み。ナベツルやコウノトリの休息地とえさ場となる生きもの豊かな環境を作ります。
コープ自然派のお米産地マップ
代表的な産地
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ツルをよぶお米連絡会(徳島・岡山)
コープ自然派のお米で人気No.1!ナベツルが飛来する豊かな環境をめざし、「生きものを育む農法」で栽培。生産地ではナベツルだけでなく、コウノトリも飛来しています。
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JAたじま(兵庫)
コウノトリと共生できる米づくり「コウノトリ育む農法」で栽培。米づくりに適した気候で知られる兵庫県但馬地方では、やわらかく、強い粘りのお米が育ちます。
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相川源流米生産グループ(高知)
高知県土佐町の高須・相川地区を中心に、標高500m近い棚田で、吉野川の源流域のきれいな水を引いて米の栽培を行っています。
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庄内協同ファーム(山形)
「冬水たんぼ」 や 「アイガモ除草」 等、複数の農法で栽培することにより、 安定した収穫を目指しています。 山形県のブランド米「つや姫」「雪若丸」も栽培。
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南檜垣営農組合(奈良)
三輪山から流れ込むきれいな湧水に恵まれた奈良県天理市南檜垣地区で栽培。
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宮砥生産組合(大分)
竹田湧水群の恵みを受けて栽培。写真は、鯉を田んぼに入れる鯉農法の様子です。
“美味しいお米” をお届けするコープ有機の精米事業
「ツルをよぶお米」他、コープ自然派の産直米の一部は、コープ自然派の農産物を卸を担うコープ有機が産直産地の生産者からお米を一括買い取りし、保管・精米まで請け負います。中間業者を入れないので、生産者からは高くお米を買い取ることで栽培技術の向上につなげてもらい、組合員さんには安心・安全でおいしく、その上安く供給することを実現しています。
コープ有機が精米を行う商品(一例) ツルをよぶお米、北海道生きもの調査米、みつばちを守るお米、有機を拡げるお米、サスティナブルな無農薬米など |
「作る人」も「食べる人」もうれしい!お米の年間予約登録
毎年5~7月に、新米収穫後からの1年間、定期的にお米をお届けするための「お米の年間予約登録」を受け付けています。
1年分を予約することは、収穫前から生産者のみなさんに「待ってます!」との応援メッセージ。農薬や化学肥料の使わない・頼らないお米づくりに取り組む生産者にとって、大きな励みとなります。
「お米の年間予約登録」対象商品 ・無農薬 ツルをよぶお米、コウノトリ育むお米、源流米、高生連米、庄内米 ・省農薬 ツルをよぶお米、コウノトリ育むお米、ビオトープ米、源流米、高生連米、庄内米、大和ひみこ米 |
予約米のここがおすすめ!
●お米の買い忘れがなくなります
「予約登録米」は、その年の秋に収穫するお米を1年分予約するしくみです。
ご登録後は新米の時期から月に1回のペースでお米をお届けします。
●優先的にお届けします。
人気の産直米は初夏~新米がはじまる秋にかけて不足することがあります。
予約登録をしておけば、年間通じて優先的にお届けします。
●生産者を応援できます。
予約をしてもらうことで、生産者は安心して、農薬や化学肥料に頼らない米作りに専念できます。
●環境創造型の田んぼが拡がります!
お米を作る田んぼは夏の気温を下げ、大雨のときにはダムの役割を果たし、地下水を豊かにします。農薬や化学肥料に頼らない栽培をする田んぽでは生きものが育まれ、地球規模の環境を守ることにつながります。
おすすめ商品
有機JAS認証米
有機栽培米庄内米つや姫/白米(転換中有機も含む)
有機を拡げるお米
無農薬栽培米
無農薬栽培米
(高生連)白米
サスティナブルな無農薬米
大分
無農薬栽培米・
白米
省農薬栽培米
北海道
生きもの調査米・
白米
庄内米
こしひかり・白米
阿波吉野川
清流米・白米