繋げよう!
コウノトリ育むお米
「コウノトリ育むお米」の取組
農薬多用による生態系破壊や農地整備などにより1971年に絶滅したコウノトリ。
野生復帰を目指し、兵庫県立コウノトリの郷公園で5羽が放鳥されたのは2005年でした。
兵庫県豊岡市ではコウノトリのエサとなる多様な生きものが田んぼで生息できる、農薬に頼らない農法に取り組み、「コウノトリ育むお米」を栽培してきました。
それに伴い、野外コウノトリの個体数は年々増加。豊岡市以外での繁殖も確認されるようになってきました。
コープ自然派は生きもの豊かな田んぼを拡げ、全国にコウノトリの郷をつくることをめざしています。
コウノトリの歴史
コウノトリ育む農法
カエルやドジョウ、イナゴなど様々な生きものが棲む田んぼで生態系の頂点に立つコウノトリ。
そのコウノトリを支えるためには、多様な生きものを育む豊かな田んぼの環境を守ることが大事です。
コープ自然派では生産者と協力して、地域全体で農薬に頼らないコウノトリ育む農法で「コウノトリ育むお米」の栽培に取り組んでいます。
生産者さんの声
コウノトリの体重は4~5㎏ですが、一日で自分の体重の10分の1にもあたる500gの生きものを食べます。
そのため無農薬の田んぼだけでは餌となる生きものを賄うことができません。
兼業農家や人手の少ない農家は手間がかかる無農薬栽培を行うことは難しいです。
しかしながら、少しでもコウノトリが生きてゆける環境に貢献するため減農薬栽培に取り組んでいます。
無農薬栽培と減農薬栽培それぞれの立場で協力・貢献し、一粒一粒にこだわりを持って作っています。
作り方は違いますが、コウノトリを想う気持ちは皆一緒です。
「コウノトリ育むお米」の商品
現在、「コウノトリ育むお米」として栽培されているのは収穫時期の異なる3品種。
早生品種「つきあかり」、中生品種「コシヒカリ」、晩稲品種「あきだわら(パン用)」です。
作期を分散することにより、コウノトリ育む農法の栽培面積を拡大でき、生産者の作業の効率と収益の向上にもつながっています。
それぞれの品種の特徴に合わせた加工を行い、組合員の皆様にお届けしています。
「コウノトリ育むお米」
「コウノトリ育むお米」の加工品