コープ自然派の調味料・油のこだわり
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国産・非遺伝子組み換え原料が基本
ポスティでは産直原料や、無農薬・有機栽培の原料も積極的に使用しています。
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基礎調味料は伝統製法を優先に幅広く品揃え
時間と手間をかけて醸し出される旨み豊かな深い味わいを大切にしています。
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油脂は圧搾方法までチェック
ポスティは「圧搾製法」を基本としています。
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食品添加物に頼らない
ポスティ・caocaoそれぞれに食品添加物基準を設け、商品ごとにチェックをしてから取り扱いをしています。
基本の調味料「さしすせそ」の違いを知る
毎日使う調味料だからこそ、原料・製法・ほんもののおいしさにこだわりたいもの。調味料をを少し見直すだけで、料理の味わいはぐっと変わります。
さ:砂糖、し:塩、す:酢、せ:醤油、そ:みそに、みりんを加えて、コープ自然派の基礎調味料へのこだわりを紹介します。
砂糖
国産100%の砂糖を選んで守りたい!
日本で消費される砂糖の約6割は輸入の原料糖が使われています。残り約4割の国産原料糖(てんさい・さとうきび)は主に、北海道、鹿児島県南西諸島、沖縄で栽培されます。
てんさいは北海道の畑作における主要な輪作作物であり、さとうきびは台風、干ばつ等の自然災害の多い沖縄・鹿児島県南西諸島における基幹作物です。また、これらの地域にある砂糖工場は、地域経済や雇用確保に大きな役割を果たしています。
うす茶色は原料由来の色。
精製度が低いからミネラルが残っています。
砂糖は「原料糖」を精製し、不純物や色素を取り除いて作られます。
「白い砂糖」ほどその工程が多いのですが、コープ自然派では、精製を最小限に留めて素材本来の豊かな風味、色合いを生かしたものをおすすめしています。
甘さだけでなく、コクも残っているので、料理に使うと違いがよくわかります。
おすすめの砂糖
てんさい含蜜糖
(粉末)
塩
しょっぱいだけではない!旨みのある塩
塩はどこから採られるかで海塩・岩塩・湖塩の3つに大別され、製法等によりさらに細かく分類されます。
日本には、岩塩や塩湖がないため、古来より海水が塩づくりの原料となってきました。
海水のおおよその塩分濃度は約3.4%。
そのうちの約80%が塩化ナトリウムです。残りの20%の中に、微量ながらマグネシウム、カルシウム、カリウムなどのミネラルを含みます。
これらのミネラルバランスが苦み、酸味、甘みとなり、「塩」の深い味わいにつながります。
市販でよくみかける「食塩」(精製塩)は、99%以上が塩化ナトリウムで、イオン交換膜法という製法で作られたもので、ミネラルをほとんど含みません。
コープ自然派がおすすめしているのは、ミネラルが残る製法でつくられた海塩。イオン交換膜法で作られた食塩は取り扱いません。
ミネラルが残るしょっぱさだけではない、奥深く複雑な味わいをぜひお料理に活かしてください。
おすすめの塩
土佐の天日塩
「美味海」
※原材料:海水(高知)
※製法:天日
海の精
(赤ラベル)
※原材料:海水(伊豆大島)
※製法:天日、平釜
海はいのち
※原材料:天日塩(メキシコ)、粗製海水塩化マグネシウム(にがり)
※製法:溶解、平釜、混合
(再生加工塩/自然海塩加工)
【天日塩】海水から入り浜式塩田・枝条流下式により飽和塩水を作り、太陽光と風だけで数ヶ月かけて結晶化させる。(加熱はしない) 【平釜塩】海水を揚浜式塩田・枝条流下式により飽和塩水を作り、平釜で煮詰め結晶化 【再生加工塩(自然海塩加工)】原塩に、にがり等ミネラルを添加して成分調整 |
土佐の天日塩「美味海」の製造
土佐の天日塩「美味海」は、土佐・黒潮町の浜で汲んだ海水を、太陽と風の力で濃縮。それを手で優しく揉み、じっくりと結晶化します。
海の精あらしお(赤)製造工程
酢
お米をたっぷり使い、昔ながらの静置発酵法で仕込んだ純米酢を取り扱います。
コープ自然派で取り扱う米酢と市販品との違いは、お米の量と発酵方法です。お米<だけ>をたっぷり使い、昔ながらの発酵法「静置(せいち)発酵」でゆっくりじっくり発酵させるので、うまみとコクが違います。
【コープ自然派のプライベートブランド「自然派Style」の純米酢と市販品の比較】
自然派Styleマイルド純米酢 (国産シリーズ) | 市販品(一例) | |
原料 | お米200g/1L | お米40~120g/1L 米以外に醸造アルコールや酒粕を使用する場合もあり |
発酵 方法 | 静置発酵 発酵熱で起こる自然対流により、20~40日かけてじっくり発酵 | 通気発酵 強制的に酸素を送り込み発酵を促して数日で発酵 |
熟成 方法 | 氷温熟成 (お酒の氷温熟成期間:40日以上、お酢の氷温熟成期間20~40日) | 常温熟成 |
特徴 | 酢酸以外の有機酸も醸されたまろやかさ。 米酢独特の香りを悪くする物質(ジアセチル)の発生が抑えられて、米本来のよい香り。 | アミノ酸や有機酸、香気成分が乏しいため、コクがなくツンとした香り |
おすすめの純米酢
※米200g/1L使用
純米富士酢
※米200g/1L使用
富士酢
プレミアム
※米320g/1L使用
お酢使い分けてますか?
お酢は特徴によって使い分けると、お料理も味の幅もぐっと広がります。
種類 | 主な原料 | 味 | 合う料理 |
米酢 | 米 | まろやか | お寿司、 酢のもの、 和食全般等 |
黒酢 | 米 | コクがある | 魚料理、 中華料理、 その他 |
りんご酢 | りんご | フルーティ、 酸味まろやか | ドレッシング、 飲みもの等 |
ワインビネガー | ぶどう | 酸味強め 赤は渋め 白はさっぱり | ドレッシング等 |
バルサミコ酢 | ぶどう | 深い甘み | イタリア料理、 その他 |
おすすめのお酢
黒酢
純りんご酢
有機バルサミコ酢
しょうゆ
国産丸大豆を使った醤油(しょうゆ)にこだわります。
醤油の原料は、主に大豆、小麦、食塩の3つ。
コープ自然派のしょうゆのこだわりは、国産丸大豆を「丸のまま」使うこと。大豆を丸のまま使う醤油のことを「丸大豆醤油」といいます。
一方、一般の安価なしょうゆには、大豆油を搾ったあとの大豆かすである「脱脂大豆」を原料に作られているものも多く、脱脂大豆の多くは輸入大豆。遺伝子組み換えの心配もあります。
伝統製法をはじめ幅広く品揃え
原料大豆 | 熟成期間 | |
コープ 自然派 天然醸造 杉樽仕込み 醤油 | 国産丸大豆 | こい口: 1年半 うす口: 1年以上 ※天然醸造 |
自然派Style 特選丸大豆 醤油 「豊穣の恵」 | 国産丸大豆 | 6カ月以上 |
市販品 (一例) | 油をしぼった 後の脱脂大豆 や輸入大豆 ※遺伝子組換え かわからない | 早ければ 3カ月程度 ※速醸 |
醤油の醸造方法には、自然の気候に任せて発酵させる昔ながらの「天然醸造」と温度管理で醸造を早めた「速醸」の2種類あります。
コープ自然派では、伝統製法である「天然醸造」を中心に取り扱いしつつ、「まずは国産丸大豆の醤油を使ってほしい」「加工品にも国産丸大豆醤油を使っていきたい!」という考えから、自然派Style特選丸大豆醤油「豊穣の恵」を開発し、2010年から供給を開始しました。
おすすめの醤油
コープ自然派
天然醸造
杉樽仕込み醤油
杉樽仕込
頑固な
こだわり醤油
※国産無農薬栽培大豆使用
丸中しょうゆ
(天然醸造)
みそ
国産大豆・国産米を使った味噌にこだわります。
コープ自然派の味噌のこだわりは、国産大豆・国産米使用、無添加。
さらに、国産無農薬栽培大豆や国産有機大豆を使った味噌も揃えています。
発酵止めをしていない「生きた味噌」がおすすめ!
市販の味噌には、味噌の酵母の活動で炭酸ガスが発生して袋や容器がパンクするのを防ぐために「加熱処理」や「酒精(アルコール添加)」しているものが多くあります。
コープ自然派の味噌はどれも、そういった「発酵止め」をしていないお味噌です※。
「発酵のチカラ」を活かしたおいしくて風味の良い味噌を選ぶなら、袋や容器の中でも発酵・熟成が進んている「生みそ」がおすすめです。
※だし入りみそ、みそ加工品を除く
おすすめの商品
天然熟成醸造
生味噌
(無農薬栽培
大豆使用)
やさか
有機甘口みそ
みりん
お米をたっぷり使い、お米のおいしさ引き出したみりん
ひとくちに「みりん」と言っても、「本みりん」(伝統的製法と工業的製法)、「みりん風調味料」等と色々。
コープ自然派でおすすめてしているのは、「もち米、米麹、本格焼酎のみ」で作られる昔ながらの本みりんです。
飲んで(使って)みると違いは明らか。さらに、原料、製法、醸造期間などを比べるとその違いに納得です。
みりんの違い
角谷文治郎商店では、「米一升・みりん一升」(一升瓶一本[1.8L]のみりんを造るために、お米一升が必要の意味)の伝統的な醸造法でみりんを作っています。
角谷文治郎商店の みりん (コープ自然派取扱) | 一般のみりん (一例) | みりん風 調味料 (一例) | |
原材料 | もち米、米麹、 本格焼酎 | もち米、 米麹、 アルコール および 水あめ を加え 香味調整 | 糖類、米、 米こうじ、 酸味料、調味料など |
醸造・ 熟成期間 | 2年がかり | 2~3カ月 | |
アルコール分 | 約14% | 約14% | ほとんど含まない |
米1升(1.8L)から できるみりん | 1.8L | 醸造用糖類や 醸造用アルコール を加えるので、 伝統製法の 2倍~4倍のとも。 |
おすすめの商品
三河みりん
有機本格仕込み
三州味醂
お気に入りを見つけて!食用油
なたね油、オリーブ油、ごま油、米油…
植物油には色々な種類があり、風味、色、香り、味わいはそれぞれ異なります。
コープ自然派の油の大きなこだわりは、遺伝子組み換え原料を使わないこと。
さらに、ポスティは搾油方法を「圧搾法」に限定しています。
油の抽出方法知っていますか?
植物油の搾油方法には「抽出法」と「圧搾法」、「圧抽法」の3つあります。
コープ自然派でおすすめしているのは「圧搾法」の油。
ただし、貴重な国産油脂原料である米油に限り、「抽出法」の商品を取扱っています(caocao掲載)。
- 圧搾法
原料に物理的な圧力をかけて油を搾ります。
比較的油分の多い原料(なたね・とうもろこし・ごま・オリーブ等)に使われる方法。
- 抽出法
溶剤(ノルマルヘキサン)※を加えて油分を取り出します。
比較的油分の少ない原料(大豆・米ぬか等)に使われる方法。
※溶剤は最終製品には残りません。
- 圧抽法
圧搾法と抽出法を併用した方法。はじめに圧搾法によって原料に含まれる油の大部分を搾油し、続いて圧搾法だけでは採りきれなかった油分を、溶剤(ノルマルヘキサン)を用いて抽出する方法。
油はおおまかにこの4カテゴリ分かれます。
油はおおまかにこの4カテゴリ分かれます。
■常温では固体化している飽和脂肪酸
牛脂、バター、ラードなど魚以外の動物性脂肪や一部の植物性油脂に含まれます。飽和脂肪酸の多い油は常温で固体のものが多く、酸化しにくいのが特徴。重要エネルギー源ではあるものの、摂りすぎは悪玉コレステロールが増加するので注意 |
■常温では液体化している不飽和脂肪酸
オリーブオイル・なたね油、ナッツなどに含まれる脂肪酸で、不飽和脂肪酸の中では酸化しにくく、抗酸化成分が豊富。下の2つと違い、人間の体内で作ることができ、エネルギーの生成などに使われます。 |
日本人が食品から摂取するオメガ6系脂肪酸の98%がリノール酸だといわれています。リノール酸は体内で合成することができないため、食事から摂取する必要がある必須脂肪酸ですが、加工食品やファーストフードを食べることが多くなった現代人は知らず知らずのうちに摂りすぎる傾向にあります。 |
オメガ3系の脂肪酸は、さばやいわし等の青魚に多く含まれるDHA・EPAと、えごま油やアマニ(亜麻仁)油に含まれるα-リノレン酸です。これらの脂肪酸は体内で合成できない必須脂肪酸ですが、魚離れの影響で現代人は不足の傾向にあるので、意識して摂りたい脂肪酸です。 |
おすすめ商品
九鬼太白
純正胡麻油
米油
有機食用
亜麻仁油
すぐに使える便利な調味料もおまかせ!
1本あると味付けが決まる便利な加工調味料なら、コープ自然派のプライベートブランド「自然派Style」におまかせ!
自然派Styleは、子どもたちに安心できるものを食べさせたいという願いのもと、子どもたちがふだん食べる機会の多いもの、市販品には食品添加物が多く使われているものを中心に開発を進めています。
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