コープ自然派のバナナはオーガニックだけ!

有機JASバナナの3条件って?

①バナナ農園が有機JAS認証を取得していること


有機JAS認証のバナナ農園では除草剤や化学合成農薬は使わず、生産者の健康や自然環境にも配慮してバナナを栽培しています。


農薬の空中散布はもちろんありません。


※有機JAS認証での使用可能資材を除く

②輸入時の植物検疫で害虫が発見されず、くん蒸処理(殺虫処理)をしていないこと

バナナは船で日本に運ばれ、港で検疫を受けます。検疫は日本の環境や生態系に影響を及ぼす生物を「日本に入ってこさせないように」するために行われます。


生産地で有機(オーガニック)栽培されたバナナでも、輸入検疫に害虫がついてくるとくん蒸(殺虫処理)されてしまい、有機(オーガニック)認証をとることができなくなります。

輸入時の検査(害虫あり・害虫なし)


くん蒸処理には「青酸ガスくん蒸」と「臭化メチルくん蒸」がありますが、いずれのくん蒸方法も有機JAS認証では認められていません。

有機JASって厳しい基準で管理されているのね!

③追熟や袋詰め作業を行う加工場が有機JASの小分け認証を取得していること


バナナは熟すと虫がつきやすくなるため、法律上、黄色いバナナは検疫を通れません。


まだ、熟していない緑色の状態で輸入されたバナナは通関後、日本の室(むろ)で熟成し、小分け・袋詰めをしています。

日本に輸入された時のバナナはまだ黄色くないんだ

「有機自然派バナナ」が届くまで

  • 育苗・植え付け

    苗を育て、約8週間後に畑に植え替える。

  • 生育

    約7~8ヶ月で花が咲き、約9~10ヶ月で収穫。その間、化学合成農薬・除草剤は使わないため、こまめに虫よけの袋掛けや雑草取りをする。

  • 収穫・洗浄

    収穫したバナナはひとつひとつ丁寧に洗浄する。薬剤は使わず、洗浄に使用するのは水だけ。傷などをチェックして選別もしている。

  • 出荷

    箱詰めし、輸出検査を受ける。ポストハーベスト(収穫後農薬)は使わない。
    検査後、保冷船で日本へ輸送。

  • 入国・輸入検査

    害虫や残留農薬検査が行われる。害虫が出た場合、発見された虫により「青酸ガスくん蒸」と「臭化メチルくん蒸」が行われる。くん蒸された場合、有機JASの認証は得られない。

  • 追熟・お届け

    温度・湿度が管理された室(むろ)で追熟。バナナは緑色から食べ頃の黄色になる。
    コープ自然派に入荷して、組合員さんの元へ。

収穫されてからわたしたちが食べるまで安心・安全

バナナの上手な保存方法

  • 通常

    直射日光の当たらない、風通しのよい場所で保存します。実が傷むのを防ぐには、袋から取り出して(※)バナナハンガーや軸にひもをかけてぶら下げることをおすすめします。

  • 夏場

    25℃以上になると傷みやすくなります。
    夏は袋から出して新聞紙に包んで野菜室に入れましょう。

  • 冬場

    バナナは熱帯の植物なので13.5℃以下で保存すると熟成が止まったり、低温障害を起こしたりします。居間などの人の出入りがある比較的温かい場所で保存しましょう。


※袋に入れたままにすると、バナナ自身が出すエチレンガスで熟成が進んでしまいます。



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