• ネオニコチノイド系農薬

私たちの食べるもので生態系を守る取組

ネオニコチノイド系農薬(以下ネオニコ)は、日本では1990年代以降に使用がはじまり、以降急速に広がっています。その背景には、日本の農業の構造的問題(人口減少による担い手不足、地球温暖化による害虫の大量発生など)があります。

ネオニコは浸透性、残効性があるため、使用回数が少なく、農作業の劇的な負担軽減につながるのです。しかし、その一方で生態系の破壊や人体への悪影響が大きな問題となっており、世界各国ではネオニコの規制をはじめています。

こうした中、コープ自然派ではネオニコに関する学習会や、組合員と生産者との議論を重ね、ネオニコ排除に取り組んできました。「コウノトリ育むお米」の産地・豊岡では、田んぼでネオニコの使用をやめたため生きものが復活し、それをえさにするコウノトリが増えています。また「自然派Styleツルをよぶお米」の主な産地である徳島へもコウノトリが飛来、営巣するようになりました。

自然派Style山食パンコウノトリの未来6枚

  

主食用米だけでなく、パン作りにも「コウノトリを育むお米」を使うことで消費を増やし、コウノトリも棲めるまちづくりを応援しようと生まれました。

  

自然派Styleグラハム食パン6枚

  

しっとりふんわり香ばしい国産全粒粉入り食パン。

公開:2021年6月28日
商品案内15号[2021年7月2回]掲載

ネオニコチノイド系農薬の記事一覧