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有機農業は化学合成農薬や肥料を使用せず、微生物のチカラを活かした土づくりを基本とする農業です。土壌に有機物(炭素)を固定するので、有機農業が拡がれば温室効果ガスの排出量が削減され、持続可能な社会につながります。
現在、日本の耕地面積当たりの有機農業の取組面積は、有機JAS認証を取得していない面積を含めても0.5%しかありません。2021年3月に国が発表した「みどりの食料システム戦略」では2050年までに有機農業の耕地面積を25%まで拡大することを目標としています。
みどりの食料システム戦略
- 耕地面積に占める有機農業の取組面積の割合25%(100万ヘクタール)に拡大
- 化学農薬は50%、化学肥料は30%使用量を低減
- 2050年までにオーガニック市場拡大
- 農林水産業CO2ゼロミッション化 など
コープ自然派では、まずは日本の農業の10%を有機農業に変える「有機農業10%構想」を全国の友好生協や各団体・各産地と共有し、全国運動としてすすめる取組を始めています。
イタリアンミニトマト
未来に伝えたい食べもの
私たちは熊本県で有機イタリアンミニトマト栽培を⾏っています。BLOF理論をもとに露地で作る新しい栽培⽅法を取り⼊れ、美味しくて栄養価の⾼い作物を出荷できるよう⽇々努⼒しています。
有機のトマトは栽培が難しいですが、栽培に取り組みやすくすることで作り⼿が増えれば幅広く⾷べてもらうことが出来、何より⼦どもたちが安⼼で美味しいものを⼝にする機会が増える事で未来へ伝える架け橋の作物になると思っています。
くまもと有機の会 飯星淳一
イタリアンミニトマト
フルーツみたいな天然の甘さで生でも美味しい。ケチャップやナポリタンなどの甘口料理におすすめです。
オクラ
畑作の原点に返って育てた
子どもの頃は、おばあちゃんが育てた畑にある野菜を収穫して、それに合わせて料理を作って食べていました。採りたての旬の野菜を当たり前のように毎日食べる。美味しかった。忘れられないです。
もちろん自分の家族が食べるのだから無農薬。利益を追求して、売価に合わせて栽培するようになり、形、色、見た目はキレイですが栄養分は減少しました。けれどこのオクラは原点に返って育てた美味しいオクラです。食べて応援よろしくお願いします。
阿波農産 浜田孝俊
オクラ
オクラのネバネバ成分は食物繊維で、βーカロテンやカルシウムも豊富です。
ズッキーニ
聞こえてくる生きものの音
八ヶ岳山麓のそよ風に、ざわざわとズッキーニの葉が揺れています。畑の地面に顔を近づけてみると、カサカサと蜘蛛がせわしく動いている。
この蜘蛛たちは有機栽培農家には大切なバディ。そして沢山のミツバチがズッキーニの大きな花にブンブンと羽音を立てて集まっている。耳を澄ますと、様々な生命の営みの中に生かされているコトにハッと気づきます。
自然摂理の仕組みを崩さず、最大限に野菜達のポテンシャルを引き出すBLOF理論(生態調和型有機栽培理論)で育てられた艶々のズッキーニです。今後も有機農業を拡げる為に邁進していきます。
のらくら農場 萩原紀行
ズッキーニ
外見はきゅうりに似ていますが、かぼちゃの一種です。黄色が入る場合もあります。
有機レタス
父の想いを受け継ぐ
「消費者に安心できるものを届けたい。自分の体や環境に良い農業がしたい。」という想いで、父の代から30年近く有機農業に取り組んでいます。
できるだけ生態系や環境に負荷をかけないように工夫しています。例えば虫害対策として、3 ~ 5列ごとに虫が好む、種類が違うレタスを交互に植え、虫の発生を最小限に抑える等々。
父がやってきた農業はかっこいい!自信をもって作りたいと思うようになりました。これからも環境に配慮しながら美味しいレタスを作れるよう頑張っていきます。
塩尻有機栽培研究会 中野佳伸
有機レタス
発芽から定植、除草など手間をかけて栽培しています。
トマト
持続的農業で助け合い
毎日の「おいしい食事」でいつの間にか健康になれるような滋養豊かな野菜を持続的に栽培したいと思っています。BLOF理論を取り入れて、環境問題にも対応した栄養価の高いトマトの生産が可能となりました。
有機物を肥料にする際は土壌分析をもとに畑に合った適切な材料を選ぶ必要があります。うちの場合は近くの飛騨牛の畜産農家の方が堆肥の処理に困っていました。地ビールも製造しているのでその堆肥舎を借り、ビール酵母を使ってトマトに適した堆肥を自作しました。産業廃棄物の有効利用で環境問題を改善し、お互いに助け合える環境が整えば無理なく持続出来ます。
BLOF理論の技術は確立されています。定年がない有機農業に是非一緒に取り組みませんか?
なかや農園 中家重彦
トマト
果菜類は皮ごと、丸のまま食べるものだからこそ、なにより安全が第一。
有機ピーマン
進歩する有機農業
有機農業では畑の土の中の微生物を増やすことで病原菌を抑える効果を生むため、化学合成農薬を使用せずとも健康的な野菜を育てることができます。また微生物が土を柔らかくすることで、野菜が根をしっかりはって肥料分を有効に吸収することができるので、土壌に残った肥料分が地下水や河川を汚染する程度も低く、環境負荷を減らすことができます。
有機農業技術の向上で、従来の農法と同等以上の収穫が可能になってきました。耕す必要がある面積と耕すための燃料が減らせるので温室効果ガスの排出量を減らせます。
私たち有機栽培農家は、ただ有機資材を使用する農家でなく、収穫量を増やす技術の習得と実践でさらに環境に優しい農家に成るために奮闘しています。
神戸三田ジャンプオーガニック 東純平
有機ピーマン
苦みが少なく甘みがあるジューシーなピーマン。
公開:2021年8月2日
商品案内20号[2021年8月3回]掲載