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空を舞い、田んぼにたたずむ大きなコウノトリ。カエルやドジョウ、フナ、イナゴなど田んぼの豊かな生きものがコウノトリを支えています。かつては日本各地で見られる鳥でしたが、農薬の多用による生態系の破壊や農地整備などの環境変化が重なり、日本では野生のコウノトリは1971年に絶滅してしまいました。
その後、兵庫県豊岡市ではコウノトリの野生復帰の取組が始まります。コウノトリも棲める環境を取り戻すために、農薬に頼らない、生きものが豊かな田んぼを育む「コウノトリ育む農法」に地域全体で取り組み、今では全国の野外コウノトリは257羽(※)となりました。
※2021年7月31日現在の野外コウノトリの生息数

生産者と協力し、コウノトリを育む環境をつくります。
コウノトリの体重は4~5㎏ですが、一日で自分の体重の10分の1にもあたる500gの生きものを食べます。そのため無農薬の田んぼだけではえさとなる生きものを賄うことができません。兼業農家や人手の少ない農家は、手間がかかる無農薬栽培を行うことは難しいのが現状です。しかしながら、少しでもコウノトリが生きてゆける環境に貢献するためJAたじまでは省農薬栽培にも取り組んでいます。無農薬栽培と省農薬栽培それぞれの立場で協力・貢献し、一粒一粒にこだわりを持って作っています。作り方は違いますが、コウノトリを想う気持ちは皆一緒です。
JAたじま 長谷坂知章


コウノトリ育むお米(省農薬)白米
農薬を減らし、小さな生きものの命を大切にした<コウノトリ育む農法>で栽培したお米です。
無農薬米の実現へ向けた3ステップ
〜めざしているのは地域まるごと無農薬化〜

ネオニコ系農薬の危険性や海外の動きを紹介。わかりやすい動画も紹介しています。
パンでもコウノトリを育む
米からパンに移り変わる主食。コープ自然派では、パンでもコウノトリが棲めるまちづくりを応援するために、「コウノトリ育む農法」で育てた米粉を使ったパンを作っています。
2012年に栽培をスタートしたパン好適米「粉だもん」。1年目は6反で3トンしか収穫できませんでしたが、大事に使い、国産小麦との配合や発酵技術を駆使し、原材料の良さを引き出す製法を磨きました。
2017年からは「コウノトリ育む農法」で育てた米粉用米の「あきだわら」も導入。「粉だもん」と収穫の時期が異なるので、生産する農家も増え、確保量の増加につながっています。
2020年は50トンのお米を確保できました。米粉を使ったもちもち食感のパンをぜひ味わってください。
「コウノトリ育む農法」で育てた米粉用米の確保量 2012年 3トン → 2020年 50トン |



自然派Style山食パンコウノトリの未来
国産小麦に「コウノトリ育む農法」で育てたお米の米粉を配合して作りました。
公開:2021年8月23日
商品案内23号[2021年9月2回]掲載