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コープ自然派が生産者とともにすすめているアニマルウェルフェア(AW)の取組。アニマルウェルフェアとは何か、日本の現状など、学習会などを実施しながら組合員・生産者がともに学び、交流を重ねています。連合商品委員会では6月29日にアニマルウェルフェアの学習会を実施しました。
今回は学習会でお話しいただいた生産者の皆さんを取り上げ、アニマルウェルフェアの取組を紹介します。
アニマルウェルフェア 5つの自由
- 飢えと渇きからの自由
- 不快からの自由
- 痛み、怪我、病気からの自由
- 正常な行動を発現する自由
- 恐怖と苦悩からの自由
※1993年イギリス政府の農用動物福祉審議会(FAWC:政府の諮問機関)
旭商事 ~快適な環境づくり~
先日開かれたコープ自然派での学習会。意見交換にも参加し、システマチックな多段式の平飼いもオーソドックスな鶏舎床面での平飼いも同一線上にあること、平飼いの黎明期はそれも含め先ず手に取ってもらえる訴求が大切であることなど非常に勉強になりました。
今年は長梅雨と猛暑とで平飼いにも過酷な環境です。いつもより敷料のもみ殻を多くして鶏が砂浴びをしやすくするなど、快適な環境作りにスタッフ一同努めています。
オーガニックたまご
厳正な有機JAS規格をクリアした、人や鶏、環境に配慮したたまごです。
よつ葉乳業 ~国産自給飼料を目指す~
「放牧生産者指定牛乳」は、乳牛の育て方へのこだわりとして(一社)日本草地畜産種子協会の「放牧畜産実践牧場」の認証、そしてよつ葉乳業と帯広畜産大学が共同で定めた独自のアニマルウェルフェア基準を満たしている北海道十勝の忠類地区5戸の酪農家を指定しています。
その上で、今後は国産自給率100%飼料での飼育を目指します。飼料には粗飼料(牧草等)、濃厚飼料(とうもろこし・大豆粕等)があり、濃厚飼料については輸入飼料に頼っているのが現状です。国産自給飼料の割合を高めていくことは地産地消の促進等地元に貢献できる、大変有意義な取組と考えています。
よつ葉放牧生産者指定ノンホモ牛乳
北海道十勝で放牧をしている5戸の酪農家の生乳を使用。乳脂肪分を均質化するホモジナイズ処理をせず自然な風味を活かしました。
イシイフーズ ~鶏の健康状態に目を配る~
神山鶏は、開放型鶏舎の中で1坪当たり40羽でゆったりと育てています。毎日定時に鶏を観察し、鶏舎内の温度やきちんと給餌出来ているかを確認します。温度変化や日齢に応じてカーテンの開閉で温度調整を行っていますが、鶏の状態を観察しながら行う温度管理はとても難しく苦労する点で、鶏のストレス軽減に努めています。
飼料もこだわりNON-GMO(遺伝子組み換えでない)・PHF(収穫後農薬散布なし)を使用。これからも安全な畜産物の生産と生産性の向上に努めていきます。
神山鶏砂肝
コリコリとした歯ざわりがおいしく、焼き鳥の材料としても人気があります。
北十勝ファーム ~家族のように接する~
学習会では生産者として改めてAWを考える機会となりました。私達にとってAWは、会話は少なくても表情や態度で気持ちを察し、健康を考えてごはんを作ったり環境を整えたりするような、家族への接し方に近い感覚。出荷には寂しさがある分、召し上がった方に元気になって頂けると嬉しく感じます。
短角牛は赤身の風味がよく、余熱調理がおすすめです。中火でフライパンが温まったら小間切れを広げ塩こしょうでさっと焼きます。一度お皿に取り出し他のものを炒め、最後にお肉を戻し温める程度で火を止めて仕上げる。ぜひ一度お試しください。
北海道短角牛小間切れ
夏は山で、冬は里で、ゆったりと優しく育てられた牛です。
ひまわり乳業 ~消費者に知ってもらいたい~
酪農の世界でも、近年ようやくアニマルウェルフェア(AW)が話題になり始めましたが、まだ取組が進んでいるとは言い難く、議論も「AWを改善すれば生産効率が上がる」という観点のものが多い状況で、国際的に見ても立ち遅れています。
今回の学習会で、鶏や豚の分野では、日本でも少しずつ進みつつあることを実感しました。AWの本来の目的がまだまだ理解されていない酪農においては、放牧や山地酪農の価値を、生産者の立場から消費者にアピールする必要性を強くを感じました。
山地酪農牛乳
高知県南国市の斉藤牧場で365日放牧されている、元気な牛たちの牛乳です。
ジャージー牛乳『牛の道』
土佐山田町の100haの山間でのびのび放牧、山地酪農のジャージー牛乳。
公開:2021年9月6日
商品案内25号[2021年9月4回]掲載