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1960~1980年代にかけて、西側諸国での高度経済成長により、工場型・工業的畜産が広がり、畜産は私たちの目に見えないものになりました。1964年にイギリスで出版された「アニマルマシーン(ルース・ハリソン著)」では家畜の実態を指摘し、世界中で議論が巻き起こりました。間もなくイギリスでは、後にアニマルウェルフェア(AW)の「5つの自由」につながる基準が定められ、特に採卵鶏のAWはEUを中心にひろがりをみせました。
2012年には多段式に積み上げられた狭いケージで飼う「バタリーケージ」はなくなり、ゲージ内を鶏が移動できる「エンリッチドケージ」で飼育されるようになりました。さらに現在では「エンリッチドケージ」も廃止の方向に向かっています。また、ドイツ、オランダなどではケージ飼育自体の割合も10%を割っています。
企業のAW対応もすすんでおり、マクドナルドはイギリスでは放牧卵を使用。アメリカでは2025年までに平飼い卵にすると宣言しました。しかし日本での報道はほとんどなく、日本の採卵鶏は94%が「バタリーケージ」で、WAP(世界動物保護協会)による2020年版の畜産動物福祉の評価において、日本は最低のGランクとなっています。
コープ自然派では食と環境は一体と考えており、畜産におけるAWの推進も重点課題として取り組んでいます。組合員・生産者と学習会などの学び・意見交換を繰り返しながら、オランダの認証制度(ベターレーベン)などを参考に、基準づくりとマーク表記をめざします。
繁殖から肥育に至るまで、一貫してアニマルウェルフェアに対応した環境で育ちます。
自然豚切落し
主にモモ肉とバラ肉が入ります。バラつきはありますが、適度な脂肪があるので炒めものなどに幅広く使えます。
公開:2021年10月11日
商品案内30号[2021年10月4回]掲載