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- 放射能汚染・放射能検査
2011年から続く問題である福島第一原発事故。発生時に放出されたセシウム137は政府の発表で広島原爆の約168発分、実際にはその数倍もの量であったと推測されています。大地・空気の汚染に加えて発電所からは汚染水が発生し続け、今年4月には処理水の海洋放出も決定されています。
環境中に放出された放射性物質を食べものと一緒に体内に取り込んでしまい細胞を傷つける「内部被ばく」の問題は今後も続くと考えられ、コープ自然派では食品の放射能検査と結果の公開を継続中。安心のための取組をぜひ知ってください。
「内部被ばく」って?
放射性物質を含む空気や食べものにより体の内部から被ばくすること。体内の狭い範囲に集中してダメージを受けやすく、避けるためには食べものを選ぶことが大切です。
コープ自然派は放射能検査を行っています
4万5000点を超える検体の検査を行いました!
※2011年度~2021年度10月現在
福島の原発事故直後から、コープ自然派では食品の放射能検査を行っています。「ガンマ線スペクトロメーターEMF211」2台と、「ゲルマニウム半導体検出器GC2520」の合計3台の機器により、週当たり約100検体、検出限界地は3Bq/kg以下を目安として測定を行っています。
基準値を設けず、結果はすべて公開!
検査結果はカタログと一緒に毎週お届けし、コープ自然派HPでも2011年からの検査結果をすべて掲載しています。
もし放射能が検出された場合は、お届けをストップします
外部機関の再検査で安全性が確認されるまで、該当商品の供給はしません。原因が福島原発事故以外の諸事故に起因すると判断されたものや、製造工程の乾燥・濃縮などで濃度が高められたことが原因と考えられる一部商品については、情報開示をしたうえで出荷する場合もあります。
水産品
原発事故による汚染では海洋汚染が全体の8割を占めるとも言われ、コープ自然派では水産品を最も優先度の高いカテゴリーに位置づけて出荷前検査を徹底しています。なお検査開始以降、取り扱いの水産品から放射性物質が検出されたことはありません。また、ポスティでは漁獲海域の表示も行っています。
ストロンチウム検査も実施中! 一度体内に入ると排出されにくいとされるストロンチウム。コープ自然派では組合員さんにカンパでご協力いただいて検査を実施しています。 |
骨取り秋鮭切身(バター焼き・フライ用)
北海道産秋鮭を、国内工場で骨と皮をすべて除去し、切身にしました。
きのこ
これまでに検出があったものの1つにきのこがあります。そのため、きのこ類は全種類を検査対象としています。特に「原木生しいたけ」は、これまでに数回検出したことがあるため、出荷前週に事前調査を行い、検査結果の数字を公開したうえで出荷しています。
ぶなしめじ
低温でじっくり育て、味も歯ごたえも良し。色々な料理にどうぞ。
自然派原木生しいたけ
菌から厳選し、日本各地の豊かな自然の中で栽培しました。
乳製品
乳製品など、食べる頻度の高いもの、子どもたちが口にする機会の多いものは重点的に検査しています。たとえば牛乳は、毎週検査を実施しています。
よつ葉パス牛乳
ホモジナイズしているのでクリーム層はなくサラリとした飲み口です。
パン・お菓子
小さな子どもたちが食べることが多いパンやお菓子。国の放射性物質の基準値も、乳幼児食品には一般食品より低い値が設定されています。コープ自然派では、子どもたちに安心して食べてもらえるよう、パンやお菓子の検査も重点的に行っています。
自然派Style蒸しパン
自然派Styleチョコスティックパン
シュークリーム
プチパウンドボール(ハニー)
公開:2021年11月5日
商品案内33号[2021年11月3回]掲載