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よつ葉乳業は「酪農家による酪農家のための工場」として大手乳業メーカーからの自立をめざし1967年に誕生しました。当時、消費地から遠い北海道の牛乳は8割が脱脂粉乳やバター等の加工用に回され、北海道の大地で育まれた安全で美味しい牛乳を本州の消費者に飲んでもらうことは酪農家にとって長年の夢でした。
1970年代のベストセラー小説「複合汚染」(有吉佐和子著)では農薬や食品添加物の複合汚染に加え、牛乳の残留農薬問題も指摘されました。この書籍に触発され立ち上がった、コープ自然派の前身である共同購入会は「安全で美味しい牛乳を子どもたちに」と、よつ葉乳業との共同購入を開始し、産直の取組が始まりました。よつ葉乳業と一緒により良い牛乳をめざし、「殺菌温度を下げる」「国産自給飼料向上」「非遺伝子組み換え飼料」など取組をすすめ、アニマルウェルフェアに配慮した放牧酪農牛乳も実現しました。
よつ葉乳業との産直運動で培われた、生産者と消費者の繋がり、食べものの背景を知ることの大切さ。より良い社会の実現に向けて取組をすすめていくには、生産者と消費者が手を取り合い、同じ目標に向けて歩んでいく必要があります。
よつ葉シュレッドチーズ
北海道十勝産のナチュラルチーズを100%使用したとろけるチーズ。使いやすいよう細かくカットしています。
よつ葉パス牛乳
ホモジナイズしているのでクリーム層はなくサラリとした飲み口です。
公開:2021年11月22日
商品案内36号[2021年12月2回]掲載