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農林水産省が昨年5月に発表した「みどりの食料システム戦略」。現在日本の耕地全体の0.5%程度しかない有機農業を2050年までに25%(100万ha)に増やす方針で、化学農薬や化学肥料の削減もめざすとしています。実現の方法には議論が必要なものの、コープ自然派ではこの方針を社会の一歩前進と捉え、変化の起点になればと取組を継続中。
若い世代の就農促進をめざし、今年の4月からは熊本で有機の学校ORGANIC SMILEの開校が決まり、とくしま有機農業サポートセンターでも2期目の有機稲作コースが開始予定です。新たな有機農業者の育成にご注目ください。
第7回コープ自然派生産者消費者討論会 開催! 「みどりの食料システム戦略」の実現に向け、私たちは生産者とともに何ができるのか。日本の農業政策の問題点から、BLOF理論による有機栽培技術の確立、各生協での学校給食や有機農家を増やす取り組みまで幅広く議論しました。 |
とくしま有機農業サポートセンター
有機稲作2期目が開始予定
お米の有機栽培農家を一人でも多く増やす活動は、本当に一人の栽培者から始まりました。農機具に初めて乗った、触ったと言う方でしたがとにかくスタート。「食っていける稲作」を理念として8~10haの栽培モデル作りを目指して1.7haの面積で始め、BLOF理論による除草剤・化成肥料を使わない栽培で、1年目の昨期は収量品質ともまずまずの出来となりました。
稲作経営に必要な面積拡大は、野鳥の食料となる生きものの確保という意味で地域とも良くマッチした話。仲間を増やし田んぼを増やして地域に必要とされるサポートセンターでなければなりません。皆さまの応援とともに頑張ります。
副理事長 西田聖
元気小松菜
食べて応援。コープ自然派の「有機の学校」卒業生も作っています。
ビオトープ米
地域全体で生物多様性を保全し、コウノトリが一年中暮らせる環境づくりをしています。
ORGANIC SMILE
有機の学校4月開校
有機の学校ORGANIC SMILEは、有機農家をはじめBLOFインストラクターなどの講師陣、町や地域の方々、そして消費者である生協の組合員の皆さま方の応援で作られた学校です。植物の栽培基礎、有機農業の基礎理論としてのBLOF理論、先輩農家から実践講座や農業経営等を学び、有機農家として自立していける知識と技術を得られる学校です。
有機JAS認証を受けた生産者が、日本で一番多い熊本県山都町から、未来の食と環境を守る農業者を育て、その輪が日本中に拡がっていくことを願いながら活動して参ります。
副理事長 田中誠
有機ほうれん草
アクが少なく、ほうれん草本来の味がしっかりします。
有機小松菜
ジューシーでコクがあります。
ヴェリタス
ブレずに考え続ける
これからの農業、『どうすればいいのか?』をいつも自問自答しながら仕事に取り組んでいます。
第一に『フードロス問題に合わせた適正規模化』、第二に『有機肥料でも使い過ぎれば環境への負荷は逃れません』、第三に『野菜の生産現場において全て食用にできるわけでもありません』、第四に『現在の消費者にとって、今の畑の面積は妥当なのか?』話し始めるとキリがありませんが、どの観点で物事を見据えて考え取り組んでいくのかをブレずに考えていきたいと思っています。
井口賀夫
ミニトマト
お弁当の彩りにも自然派のミニトマト。
情熱カンパニー
消費者が「欲しい」野菜
今までの情熱カンパニーの農業は、消費者の『必要』な野菜を栽培しようと進んできたように思います。しかし「みどりの食料システム戦略」を私たちなりに考えたところ、これからは消費者が『欲しい』野菜を栽培していくことが大切だと考えました。
この『欲しい』野菜とは、美味しさや栄養価の高い野菜だと思います。本来、野菜を食べる理由はこの2点にあるものだと気付きました。実現に向けて進んでいきます。
これからの情熱カンパニーの野菜を楽しみにしてください。
三木義和
ブロッコリー
ビタミンCやたんぱく質、鉄分など豊富な栄養が含まれています。
熊本・大山さん
自然環境に配慮
これからの農業は、自然環境を考慮しながらの栽培が大切だと思います。人の生活の発展につれ、温暖化を始めとする自然環境の悪化が進み、近年では天災が増え、農薬使用による生態系の影響など、様々要因が重なって悪循環を招いていることを日々実感しています。
有機農業であっても、肥料やプラスチック製資材等の無駄遣いをせずに、栽培を行っていく必要があります。私たちの生命に直接つながる農業だからこそ、環境に配慮した栽培や土づくりが必要不可欠であると考えています。
大山奈穂美
さといも
独特の「ぬめり」は消化促進、免疫力向上の作用があるとされています。
公開:2022年2月14日
商品案内48号[2022年3月1回]掲載