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コープ自然派が掲げる「国産派宣言」。日本の自然環境を土台とした持続可能な農業を拡げ、環境と健康を守るには有機農業が欠かせません。各生産者と連携しながら小麦を中心にした日本のオーガニックの拡大に取り組んでいます。

取組は国産有機小麦の確保から

日本人の生活に今や主食として定着したパン。日本の有機農業を拡げ、私たちの健康も守るには、「まずはパンを国産オーガニックにしたい」と、原料となる小麦探しを2017年にスタートしました。しかし、既存の国産有機小麦は希少で高価。全国の有機小麦生産者を訪ね、2018年にようやく数件の生産者に小麦を栽培から依頼することができました。

小麦栽培に必要な「輪作」でできた他の作物の使い道など様々な課題はありますが、以降も引き続き協力生産者を探し続け、2022年には150tの有機小麦確保が見込めるほどになりました。


年間1000tの有機小麦確保をめざしています。

日本の有機農業の状況

急成長する世界の有機市場。2018年には1000億ドルを超え、各国では表示制度の整備なども進みます。実は日本でも有機市場は成長中。2017年までの8年間に1.4倍の市場規模となりました。しかし大半の有機食品は輸入されたものとみられ、有機農業の実際の取組面積割合をみるとわずか0.5%にしかなりません。

国産オーガニックを拡げるには生産者を応援する仕組みが必須。コープ自然派では生産者とともに「有機の学校」を設立し、新規就農者を支援する取組を行っています。

コープ自然派は、有機の学校づくりに取り組んでいます

目標は1000人の有機農家育成。徳島、熊本で有機の学校を運営しています。

  

北海道有機農業推進協議会

国産オーガニックを拡げるため、営農企画とコープ自然派が農水省オーガニックビジネス実践拠点づくり事業を活用して立ち上げた北海道有機農業推進協議会。国産有機小麦1000tの生産と新たな市場創出を目標に、生産・加工・販売のネットワークづくりに取り組んでいます。

北海道オーガニック小麦パン

国産オーガニックの小麦で作りました

国産オーガニックプロジェクトで確保できた国産有機小麦を100%使用した食パンです。「ゆめちから」の特長が活きたもっちり感と甘みが特徴で、よつ葉の牛乳とバターもたっぷり使い、北海道のおいしさを存分に楽しむことができます。

「コウノトリ育むお米」の米粉など他の原料にもこだわった、コープ自然派の思いが詰まった一品。1.5斤なのでお好みの厚さで切りたてが味わえます。ぜひ、そのおいしさを味わいながら、有機小麦生産者を応援しましょう。


北海道オーガニック小麦パン1.5斤

  

北海道産有機小麦「ゆめちから」を100%使用。

  

国産オーガニックに取り組む北海道生産者の皆さん

営農企画

「営農企画」は北海道中央部、旭川市に隣接した比ぴっぷ布町に約200haの畑をもつ大規模農家です。比布町全体の耕作面積は約2100haで、その1割を営農企画が畑として運営しています。畑は町内に点在し、その半分が有機JAS認証農場です。高齢化による離農で北海道でも耕作放棄地が増加傾向ですが、比布町では条件が悪い土地でも今城さんが引き受け、耕作放棄地はありません。

  

有機栽培で育てる健康で強い農作物は、安全性はもちろん、その土壌特有の旨みとパワーを持っています。素材本来のおいしさを噛みしめてください。

  

営農企画の今城さん親子

今城さんの大豆が使われている商品

自然派Style今城さんの大豆で作った国産有機納豆

  

北海道の今城さんの有機栽培小粒大豆を100%使用。


オーガニックソイミルク(無調整豆乳)

  

有機JAS認証を受けた農場で栽培した大豆を100%使用。無調整タイプの豆乳です。


自然派Style今城さんの大豆で作った国産有機豆腐

  

北海道の今城さんが作った有機栽培大豆を使用した充てん豆腐です。

アグリシステム

環境と人にやさしい農業

  

アグリシステムは「生きた土-健全な作物-人間の健康」を基本理念に、生産・製造保管・流通を一貫して行っています。

  
フィルドマンという畑のコンサルティングによる契約生産者への栽培技術指導を通して、環境保全型農業、安全で高品質な農作物の生産に取り組んでいます。そのほか、国内最大級370haの有機JAS認定農場を運営し、バイオダイナミック農法による畑作やオーガニック&グラスフェッドの放牧酪農を実践しています。

  

アグリシステムの伊藤英拓さん

アグリシステムの大豆が使われている商品

国産有機木綿豆腐

  

国産有機丸大豆と国産の海水にがりでやわらかく仕上げました。

オホーツク青空市場

本当にカラダに良い食べものを求めて

  

進藤さんご自身の経験から『身体に良いものを取り入れる必要がある』と有機農業を選択。

  
麦や大豆、南瓜、馬鈴薯、とうもろこしなどを有機JAS農法で栽培しています。アミノ酸と乳酸菌を作物に播くことで、作物の旨みを増加させると共に、病気や病害虫対策を行っています。

  

オホーツク青空市場の進藤治美さん

オホーツク青空市場の大豆が使われている商品


天然醸造生 有機みそ

  

原材料は、有機国産米・大豆、伯方の塩のみ。加温せずじっくりと仕込みました。

百・我(ももんが)

おいしく食べる。楽しく食べる。食は命

  

有機じゃがいもや有機たまねぎでお馴染みの百・我。

  
野菜の育て方は太陽、風、雨を味方につけ見守ること。農薬を使わない野菜は、免疫力がありとても元気に育ちます。また野菜の糖・デンプン・甘みや旨み・辛み・あく等は、病気や虫に対する免疫・治癒の力になります。

  

百・我の皆さん

百・我(ももんが)の小麦が使われている商品


国産有機原料を使ったうどん

  

北海道産有機小麦使用。ツルツルッとした細うどん!

  

新しい生産者を求めて

コープ自然派では誰もが有機農産物を食べることができる社会を目指して、新たな生産者を探し、有機農産物の確保を進めています。


2022年1月25日、くまもと有機から有機小麦の栽培に取り組む生産者の紹介を受け、九州へ視察に行きました。生産者は「花まる農場」「上村さん」「渡辺さん」「菊地ユートピア農場」の4生産者。圃場には西日本で栽培できるパン用小麦「ミナミノカオリ」が10㎝くらいの高さまで生育していました。今期は約30t 収穫予定で、そのほぼ全てをコープ自然派が取り扱う予定です。

有機小麦を栽培する熊本の生産者の皆さん

公開:2022年3月28日
商品案内2号[2022年4月2回]掲載

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