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健康と環境を守る
日本は世界の中でも農薬の使用量が多い国です。FAO(国連食糧農業機関)の統計データによれば、耕地面積当たりの農薬使用量(2017年実績)は、日本は11.8kg/haと中国(13.1)、韓国(12.4)などと並んでトップクラスであり、ドイツの3.0倍、フランスの3.3倍、アメリカの4.7倍も使用しています。中でもネオニコチノイド系(以下、ネオニコ系)農薬は、世界では規制が広がっているにもかかわらず日本で使用量が増加しています。
ネオニコ系農薬は、浸透性・残効性があり、農薬の使用回数を削減できるため、農作業の負荷を大きく軽減します。しかし、世界中で発生したミツバチの大量失踪や、宍道湖のしじみ減少の要因とされるなど、生物多様性の崩壊につながったり、人間の脳の発達へも甚大な影響を及ぼす可能性が指摘されたり、様々な研究で深刻な問題が明らかになっています。
コープ自然派では、ネオニコ系農薬の排除に向けて、カタログでのマーク表示や学習会、農産物の残留農薬検査、組合員の暴露状況を把握するための尿検査の実施などに取り組んできました。さらに、「ツルをよぶお米」の産地で、ネオニコ系農薬排除の目標を掲げているJA東とくしまと連携し、段階的に農薬排除に向けて取り組む「ビオトープ米」を通じて地域全体をネオニコフリーにする取組をすすめます。食と農と環境は一体です。食べものを選ぶことで、健康と環境を守る取組をコープ自然派は推進していきます。
有機にんじん
えぐみがなく甘みがあり、子どもにも人気。
公開:2022年4月4日
商品案内3号[2022年4月3回]掲載