• ネオニコチノイド系農薬

ネオニコチノイド系農薬(ネオニコ)は“ヒトには安全な環境保全型農薬”という謳い文句の下で広く普及しています。しかし近年、生態系への影響に加え、健康被害も指摘されるようになり、海外では規制が進んでいます。また、対応が遅れている日本でも民放ニュース番組で扱われるなど、注目が集まり始めています。

できるだけ摂取を控えれば、徐々に体外に排出されるという調査結果も出ているネオニコ。コープ自然派では、多くの生産者がネオニコフリーでの栽培に取り組んでいます。また、子どもたちの未来のために有機野菜の学校給食導入もめざしています。日々の食事にネオニコフリーの産直野菜を取り入れてみてください。

まず知ってほしいネオニコ系農薬 3つの特徴

1.浸透性

葉や実の内部を含む植物全体に浸透し、洗っても落とせない

2.残効性

殺虫効果が長続きするだけでなく、土壌中、水中、大気中にも長く残留する

3.神経毒性

害虫のみならず、ヒトを含む様々な生きものの神経に影響を及ぼす

ミニトマト

酸味と旨みを感じられる

  

これからの未来、人類と自然との共存をサスティナブルなものにするため、生態系の保護が第一だと思います。私たちの栽培では、特に交配という作業を全面的に担うミツバチの働きを妨げないため、ネオニコはもちろん、蜂に影響のある農薬は使っていません。小さな一歩かもしれませんが、『今の私にできること』をテーマに日々考えています。

  

私のミニトマトは甘いだけではなくて、酸味と旨みを感じられるよう育てています。生はもちろん、鍋やカレーに入れても美味しく仕上げるスパイスになると思います。

  
ヴェリタス 井口賀夫

  

ミニトマト

  

甘いだけでなく酸味もあり、コクが強いです。

小松菜

えぐみやアクが少ない

  

除草剤を使わず手間暇かけて手作業で除草をしており、収穫後に火炎バーナーで畑を焼いています。焼くことにより雑草の種や害虫の駆除、また雑菌の繁殖を減らすことができ、土の状態も年間を通してよくなります。

  
肥料はしっかりと発酵した鶏ふんを選んでいます。有機質の肥料で栽培することで、えぐみやアクが少なく食べやすい小松菜が育ってます。食べ方としてはシンプルに中華風の小松菜炒めがおすすめです。

  
マルサカ有機生産組合 坂東博秋

  

小松菜

  

有機肥料を使った無農薬栽培。

新たまねぎ

まずは“生”で食べてほしい

  

昨年8月から1ヶ月はたまねぎの苗床作りとして、土壌消毒のための太陽熱ビニールを張り、9月上旬から10月中旬にかけて、播種をおこないながら育苗管理に努めてきました。除草作業や農薬使用にも制限があり、また天候に左右されながらではありますが、組合員の皆さまに安心安全な作物を届けるため、そして美味しいと思ってもらえるように日々、作業しています。

  
まずは、生でスライスして、お好みのドレッシングで食べてみてください。そのほか、カレー、シチュー、天ぷら、いろいろな料理にご活用ください。

  

長有研 溝田督史

  

新たまねぎ

  

辛み成分が少なく、甘みのある新たまねぎはこの時季ならではの味わい。

スナップえんどう

農薬を少しでも減らす工夫

  

風通しを良くするためにわき芽を取ったり、うどんこ病対策にお酢を薄めて散布したりすることによって、農薬を少しでも減らすように栽培しています。シンプルにサッと茹でて、しょうゆマヨネーズで食べるのがおすすめです。お子さんも喜んで食べてくれるはずです。ちなみに、冷凍保存する場合は、茹でずにそのままタッパーへ。水を少量かけて電子レンジへ。お弁当の一品に簡単ですよ。

  

藍愛ファーム 坂野史明

  

サラダスナップえんどう

  

さやごと食べられます。さっと火を通してシャキシャキ感をお楽しみください。

ほうれん草

数値にも現れるおいしさ

  

徳島市の吉野川に比較的近い畑で減農薬栽培を行っており、「ほうれん草の風味を感じて非常においしい」と言う評価をいただいています。糖度は10~12度、抗酸化力は全国平均の1.5倍、苦みやアクの原因となる硝酸値は全国平均の1/3です。お浸しにツナとマヨネーズで和えるのが簡単でオススメです。肉厚なのでしゃぶしゃぶでも食べられます。おいしくなるように工夫して栽培していますので、たくさん食べていただけるとうれしいです。

  

蓑手達矢

  

ほうれん草

  

バターやチーズと相性抜群。緑黄色野菜の嫌いなお子さんにぜひ。

レタス

子どももムシャムシャ

  

私たちのレタスは、苦みや青臭さが無く子どもでもムシャムシャ食べられる甘さが特徴です。栽培には納豆菌散布に加え、土壌微生物を活性化させるための肥料を使い、化学肥料などに頼らなくても、土壌本来の力で人にも土にも優しい野菜作りを実践しています。春どれレタスは厳寒期よりも葉が柔らかくより甘みを感じられます。淡路島ではお鍋にレタスを入れた「レタしゃぶ」という食べ方も。春にしか味わえない旬の味をご堪能ください。

  

淡路こだわり野菜の会 遠藤充彦

  

生産者さん

レタス

  

有機質肥料などにより苦みの少ないレタス作りを目指しています。

公開:2022年4月4日
商品案内3号[2022年4月3回]掲載

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