私たちの商品開発は“安全でおいしい”にこだわっています。例えば豆腐では、渡部さんの無農薬栽培大豆で作った「こだわり生おぼろどうふ」が代表的です。北海道大豆特有の甘みが強く口当たりの良い、とろみのある豆腐です。

　　
また、今回ご紹介の油揚げでは、香りが力強く、香ばしく揚がる石橋製油さんの無添加菜種油を使っています。昔ながらの手作り製法ですのでなかなか大変ですが、食べてくださる皆さんに喜んでいただける商品づくりをこれからも続けていきたいと思います。

大西尚希

あれからもう何年経ったのでしょう？高生連の倉庫の一角に生協設立準備会ができ、多くの方のご尽力で1995年に高知こだわりコープ(コープ自然派しこく高知センターの前身)が正式発足しました。古い組合員さんは今でも愛着をこめて「こだわりさん」と呼んでいます。

また当社も、組合員の皆さんに支えられながら青果・米・加工品の3部門を続けてこられました。最近では、高知県の農家・普及所が研究を重ねてきた天敵農法が、なす・ピーマンなどの紹介を通して取り上げられ、日々研鑽を積む農家さんの活力になっています。共に歩んできた歴史を大切に、今後も未来に向けた努力を重ねていきましょう。

松林直行

養鶏を始めて3月で60年になりました。コープ自然派とのお付き合いは30年近く。当初から産直や、またPHF(収穫後農薬不使用)飼料について何度も話を聞かせていただき、いい養鶏場と健康な鶏を育てることへのモチベーションを上げたものです。

　　
今後は平飼いについても考えていますが、相当な試験と実験を繰り返しながら組合員の皆さんの考えを聞いていきたいと思います。現在は2階建て、開放鶏舎の飼育で、薬剤不使用の養鶏が達成できています。平飼いでも薬剤不使用にできればと思っています。

　　
田村智照

自然派Styleでの素麺開発前は、当社独自の素麺をコープ自然派で供給していました。小麦粉を指定した自然派Styleでの素麺作りは十数年前、横山製粉さんの小麦粉を使って始まりました。最初は水との配分がうまくいかず苦労が多かったと先代は話していました。

　　
今後は、持続可能な製品づくりをモットーに、環境にやさしいパッケージなどを考えながら、国産小麦粉の普及のための本当に美味しい素麺を作り続けていきたいです。夢は小豆島で小麦を栽培しその小麦粉も使って素麺を作れないかと考えています。

　　
岡上博

オホーツク海が目の前に広がる北海道雄武町。この大自然の栄養のみで育つ『雄武のホタテ貝柱』は、地元の雄武漁業により漁獲海域を4つに分けて毎年1区画ずつ水揚げする資源保護の取組が定着しています。4年間の厳しい冬の流氷養分をたっぷり含んで長年組合員さんの食卓へ運ばれ続けています。

　　
また、良質な海の栄養分を保つため、漁協の婦人部(女性部)が“安全と漁獲の応援”を願って始めたのが「植林活動」です。海を汚さない。海が生活の基となる漁業者の家族の「心の応援」が植林活動として根付いているのです。

山本章博

私たちが産直肉(自然豚や神山鶏)を積極的に選択するのは、品質や安全面はもちろんなのですが、加えて、食への想いや価値観を共有できる志の高い生産者様のお力を借りつつ、商品づくりに集中して取り組むことができる恵まれた環境にあることも大きいと思います。
　　

企業理念「食を通して人が幸せになる社会づくりに貢献する」のもと、これからの日本(社会)を担う子どもたちの未来の為に、そしてよりよい社会の実現に向けて、これからも本物にこだわり続けるメーカーでありたいと考えています。

加藤将太