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- ネオニコチノイド系農薬
日本は世界的に見ても多くの農薬を使用している国。特に殺虫剤として使われるネオニコチノイド系農薬(以下、ネオニコ)は、生物多様性を崩壊させ、ヒトの健康へも深刻な影響を及ぼすことが明らかになっています。残効性が高く、圃場から河川や地下水を汚染し、飲み水へ広がることも懸念されており、神戸大学の星信彦さんの講演でも、国が毒性を認めない量のネオニコを摂取した動物に行動異常が認められたことが報告されるなど、ヒトへの影響がますます心配です。
日本人におけるネオニコの曝露状況は様々な研究機関で調査されています。日本の農薬残留基準は外国と比べてゆるく、したがって摂取量も多いとされています。コープ自然派では昨年、ネオニコの尿への残留検査を実施。曝露が認められた一方、45人中、4人の組合員ではネオニコとその類似農薬含めて不検出となり、食の選択によって曝露が防げる可能性があることを示しました。
農薬や化学肥料を使わない有機食材を選ぶことで、体内のネオニコを大幅に減らすことができるという研究結果も示されています。コープ自然派では、ネオニコなど問題農薬の排除をさらに進めるとともに、組合員への検査を継続し、デトックスにつながる食生活を考えていきたいと思います。
自然派Styleツルをよぶお米・あきさかり
(省農薬)白米
農薬を減らした栽培で、ナベツルの飛来地づくりを目ざしています。
公開:2022年5月2日
商品案内7号[2022年5月3回]掲載