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四方を海に囲まれ、古くから豊かな魚食文化を築いてきた日本。しかし周辺海域の資源状況を水産庁の資料で見ると、対象の45魚種73系群※のうち半数以上の52%の資源水準が「低位」とされ、枯渇の恐れがあるといえます。また、全体の漁獲量もピーク時の1984年・1282万トン→2018年・442万トンへ減少が続いています。
コープ自然派では、日本の水産業と豊かな海の環境を守るために、持続可能な漁業に取り組む生産者を応援しています。
※1つの魚種の中で産卵場や回遊経路等が同じ集団。「サワラ東シナ海系群」などのように表現されます。
マストミ マグロ資源を守る延縄(はえなわ)漁
1951年マグロの遠洋漁業からスタートし、「自然の恵みをいかしきる」を合言葉に、マグロの恩恵を受けてきた当社だからこそ、持続可能な漁法でもある延縄漁にこだわり続けなければならないと考えています。
そんなまぐろ屋の“もったいない”から生まれた「まぐろ団子甘酢ソース」は、「自然派Styleメバチマグロネギトロ」の加工時に取り除かれているマグロのスジを使用。このマグロのスジは加熱すると柔らかな身質に変わり、旨みもグッと増す特性がある為、上質な赤身で団子を作るよりも断然やわらかく、そしておいしく仕上がります。20年を超えるロングセラー商品ですので、是非この機会にお試しください。
岡浩
まぐろ団子甘酢ソース
光食品のトマトケチャップを使った甘酢ソースを絡めました。
柴宇淡路食彩 陸の栄養を海へ
一年を通して比較的降水量の少ない淡路島では、先人が時間と労力をかけて作り上げたため池が約2万3千箇所あります。川が多い地域では、豊富な栄養素が山(森)から川を通って海に流れ、プランクトン目当てに魚が集まり、一定の漁獲量が確保されていますが、川の少ない淡路島では、農業生産者が池の管理として水を抜く「かいぼり」がそのかわりになっていました。
しかし高齢化等により困難になったため、津名漁業協同組合では、人工的にため池の水を海へ流す活動を行っています。魚の豊富なエサ場となり、漁港の漁獲量の増加に繋げる取組です。
農業で土に栄養が要るように海にも栄養が必要なのです。
松森康浩
淡路島産サバフグ
サバフグは天ぷら、唐揚げ、お鍋など幅広くお使い頂けます。
鳥羽磯部漁協 漁師皆で守るルール
三重県鳥羽市の答志島・菅島は伊勢湾口に位置し、漁業が盛んな島です。サワラの水揚げ量も多く、主に一本釣り漁と流し網漁で漁獲されています。流し網漁では、産卵前の親魚を守るために産卵が終わる6月末まで、長い禁漁期間を設けています。また、答志島産・菅島産のサワラは脂が良く乗る秋から冬にかけて「答志島トロさわら」というブランドになっていますが、ブランド期間中の一本釣り漁は週に2日間を休漁日にしています。
漁師皆がルールを守り、限られた資源を獲り尽くしてしまわぬよう努力をしながら、持続可能な漁業に取り組んでいます。
永富洋一
サワラ味噌漬け
三重県答志島の脂の乗ったサワラを一度「寒干し」し、手間暇かけて丁寧に味噌漬けにしました。
北海道ぎょれん 稚貝放流や植樹活動
私たちは環境に配慮した持続可能な漁業の一つとして、漁業者と協力し、北海道のほたて漁業で2010年にMSC認証を取得しました。稚貝を生産し、その稚貝を漁場に放流して育てて獲る漁業を営むことで、資源を守っております。また海に沢山の栄養をもたらしてくれる山の木々を守るため、各漁協の植樹活動を支援しており、これまで累計120万本を植樹してきました。
今回ご紹介の北海道産ボイルほたては、耳吊り方式を用いた漁法で水揚げしたほたてですので砂の入り込みが少ないのが特徴です。バター焼きやバーベキューの具材としても楽しめます。
谷藤誠斗
北海道産ボイルほたて
ほたて貝をボイル加工しました。解凍してそのままお召し上がりいただけます。
雄武漁協 オホーツクの恩恵を子や孫へ
1980~90年代、それまで続けてきた漁獲制限のない漁業に陰りが見え始めました。秋鮭ではシーズンの来遊漁獲数が年々減少してきたのです。自然災害によるホタテの死貝も発生し、組合の存続も危うくなりました。「子に孫に繋がらない漁業」に疑問と不安を抱き、巨大なオホーツク海の恩恵も「無限」ではないことを知って、鮭が遡上する河がないこの町で人工河川を作って「孵化放流」する活動が始まりました。
今では町の子どもたちの恒例イベント。漁獲上限を決めた資源管理型漁業にも取り組んでいます。今後も「自然と共存」した漁法の秋鮭をお届けしたいと思っています。
大美光弘
自然派Style雄武秋鮭切身(無塩)
オホーツク海に面した雄武で水揚げされた、鮮度の良い天然秋鮭です。
公開:2022年5月23日
商品案内10号[2022年6月2回]掲載