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- 野菜のチカラ・栄養価
長野県佐久穂町で「のらくら農場」を経営する萩原さん(2列目中央)。多様な経歴から農業で働くことを選んだメンバーの個性や能力が活きたチーム作りを行いながら、近隣の生産者と「佐久穂共同出荷グループ」を組むことで、栄養価の高い野菜の安定した供給に取り組んでいます。
佐久穂共同出荷グループの皆さん
- のらくら農場
- いそベジ農園 礒辺さん
- はたけや 宮嶋さん
- さかまき農園 坂巻さん
- 飯島朋彦さん
- だいじの農作地 進藤さん
のらくら農場
作りたいものを作る。でもひとりよがりにはならない。
春菊、ケール、かぶなど様々な野菜を、植物の生態を考えた土作りで栽培するのらくら農場。市場ニーズに合わせた栽培に加え、生産者だから知っている本当の旬の野菜やおいしい品種を「作りたいから作る」ことも大切にしています。ただしそれは「食べる人が喜ぶもの」だと思える野菜だからできること。生産者・消費者の両方の思いを取り入れながら日々地道に栽培を行っています。
暑い夏こそおいしい 春菊
のらくら農場得意の春菊!今年2月の栄養価コンテストでは2位でした。(1位は肥料メーカーさんの実験プランター栽培。そりゃないよ(笑))
佐久穂の高原地帯では夏もおいしい春菊ができます。さっぱりしたほろ苦さは暑いときにこそ。冷たいお蕎麦にめんつゆを張って、軽く塩もみした春菊をどっさりのっけて、粉チーズとオリーブオイルを少しかけて召し上がってみてください。
のらくら農場 萩原紀行
春菊
香り高く、えぐみや独特のアクはほとんどありません。サラダがおすすめ!
味も良くて高栄養 ケール
栄養価コンテストで2019年から4連覇させていただきました。高栄養の王様のような野菜ですが、味もおいしいですよ。栽培技術でほとんど苦くないケールができます。もっとご家庭に馴染んで良い野菜だと思います。
慣行農法との比較検査で、精神安定などの効果があると言われるGABAが23倍ありました。農場のまかないでもケールがとれるときはなるべくスタッフの健康を考えて料理に入れるようにしています。ちぎったケールとちぎった海苔を油で炒めて塩のみ。濃厚な旨みが味わえます。
のらくら農場 萩原紀行
やみつきケール
濃い旨みで、苦みは強くありません。
あえて大きく育てました おおきなかぶ
大きいと大味で規格外とされるかぶですが、僕たち農家はこれがとてつもなくおいしいことを知っていました。農作業の休憩中、スタッフは大きな生のかぶをよく丸ごとかじっています。
フルーツに近い味で、お茶の時間にはぴったり。そこで僕たちは決断しました。いっそのこと、この大きさのかぶを最初から狙って栽培しようと。できればこの野菜はカタログのフルーツ欄に載せていただけないかと(笑)。
のらくら農場 萩原紀行
おおきなかぶ
きめ細かい真っ白な根、繊細な甘みが特長です。
いそベジ農園
収穫時期が大切 スナップえんどう
スナップえんどうをベストな時期に採るのはなかなか熟練の技でして、入ったばかりのアルバイトさんにそれを伝えるのがなかなか難しいのです。未熟すぎると薄っぺらくてきぬさやと変わらなくなり、過熟過ぎるとグリーンピースのように。
スナップえんどうは皮も豆も味わえる珍しいマメ科だと思うので、その豆の一番甘くていい状態で収穫できるように心がけています。収穫してすぐだと茹でなくても豆の部分が甘いので、おやつのように食べてしまいます。
いそベジ農園 礒辺さや香
サラダスナップえんどう
さっと火を通してシャキシャキ感をお楽しみください。
はたけや
きめ細やかな食感 ミニ大根
この品種に出会えて良かった。煮ものでもサラダでもおいしいミニ大根です。品種のもつ特性以上のおいしさとキメの細かな食感を目指して、ミネラルなどをしっかり補う肥料設計をしています。この時期の天敵となるキスジノミハムシを防ぐため、トンネル型に防虫ネットを仕立てて対策しています。
妻、子一人の我が家では、一本丸々サラダにしてバクバク食べています。
はたけや 宮嶋達也
ミニ大根
高原の空気と水で育ちました。シャキシャキ食感!
さかまき農園
瑞々しい春植え白菜 ミニ白菜
ミニ白菜は3月に種を蒔き始めて、4月になると畑へ植え付けます。標高1000mのこの地域はまだまだ寒く、朝は霜が降りることも。しっかりと寒冷紗(薄い不織布)を掛け、霜に気をつけます。水溶性炭水化物を含む木質堆肥と繊維をつくるミネラルを施肥し、気温が上がり生育が早くなる時に、虫や病気に負けない白菜ができるよう施肥設計しています。
春の白菜は、暖かくなると勢い良く育つので、とても瑞々しく、千切りにしてサラダでもおいしくいただけます。
さかまき農園 坂巻さくら
ミニ白菜
ミニサイズですが、甘みも旨みもしっかりあります!
公開:2022年6月6日
商品案内12号[2022年6月4回]掲載