特集カテゴリ
- 国産派宣言(118)
- 有機・オーガニック(95)
- オーガニック給食(8)
- 食品添加物(20)
- ネオニコチノイド系農薬(33)
- 遺伝子組み換え食品(21)
- ゲノム編集(15)
- グリホサート(11)
- 自然派Style(82)
- アニマルウェルフェア(52)
- 地域循環(循環型農畜産業)(20)
- 情報公開(18)
- 生物多様性(22)
- 原発問題(9)
- 放射能汚染・放射能検査(5)
- 食養生(7)
- 野菜のチカラ・栄養価(12)
- 子ども笑顔基金プロジェクト(48)
- 里山の家(12)
- 福祉(5)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2023秋(7)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2022秋(12)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2021秋(11)
- 国産派宣言
- 有機・オーガニック
- コープ自然派だいすきキャンペーン2022秋
日本人の主食であるお米。その歴史は古く、私たちの食を長きに渡り支えてきました。また、生きものの棲み処となったり雨を土中に蓄えてろ過機能を果たしたり、私たちの暮らしの周りにある自然環境も支えている田んぼは、かけがえのない財産です。しかし今、食の欧米化に伴うお米の消費量の減少や農家の高齢化により、田んぼの面積は減少しています。
コープ自然派ではお米の消費量を増やすため、家畜のえさにお米を使用する「飼料米」の取組や、輪作作物も買い取って田畑丸ごと生産者を支える取組をすすめています。
田んぼも人も減少している状態です。
田の面積は水稲栽培に供された全ての耕地が対象。裏作の小麦や大豆なども含みます。また、別の統計で農業従事者数を見ると1175万人(1960年)→136万人(2020年)となっています。
水田の役割
- 生きものを育み地域の生態系を守る
- 雨水を一時的に溜めて洪水を防ぐ
- 水をろ過し、きれいな地下水を作る
- 農村の美しい景観を作る
田んぼを守るには?
①農作物を消費する
お米はもちろん、同じ田畑で栽培する小麦や大豆があれば合わせて買い支えます。
②生産者支援
若手生産者に農法を教える就農支援や地域で肥料などの資材を共有する仕組みが必要です。
ビオトープ米
生きもの豊かな田んぼの実現に向け、まずはネオニコ系農薬を不使用に。ビオトープ米は今年の新米から「ネオニコ不使用」になります。
コウノトリ育む農法・つきあかり 白米
コウノトリも棲める環境の田んぼで栽培しています。
お米を鶏の飼料に「神山鶏」
神山鶏はトウモロコシの代替えとして飼料用米を通年20%配合していますが、今回の飼料米神山鶏は、50%配合したコープ自然派独自のこだわりの神山鶏です。
また、鶏ふんをきのこ廃菌床と混合して堆肥化する事で高品質の堆肥が出来、飼料用米や野菜に還元して田んぼの環境保全、食料自給率の向上、生物多様性の保護など持続可能な農業を推進しております。匂いも少なく、コクと旨みを感じる鶏肉に仕上がっていますので、ぜひお試しください。
イシイフーズ 前田裕章
神山鶏モモ肉(飼料米50%使用)
コーンの代わりに50%の飼料米を配合しました。モモ肉のジューシーさと歯ごたえを味わってください。
神山鶏ムネ肉(飼料米50%使用)
コーンの代わりに50%の飼料米を配合しました。やわらかく、ヘルシーなムネ肉です。
水田で栽培される「輪作」作物
田んぼを丸ごと買い支えます。
米や小麦、大豆に野菜などが同じ場所で輪作される例もあり、田んぼを守るには「米だけ」や「小麦だけ」の消費ではバランスが取れなくなります。コープ自然派の穀物を扱う「コープ有機」の田中さんと、国産有機小麦の生産拡大を共に目指す「営農企画」の今城さんに聞きました。
熊本 ~米・小麦・野菜~
日本の有機農業を拡げようと、有機小麦の新たな栽培や買い付けに色々な生産者の方々にご協力いただいています。九州・熊本の生産者からの小麦もコープ自然派に届けていますが、小麦を作るには同じ水田の二期作で野菜を作ったり、輪作でお米を作ったりする必要もあります。
私たちが米だけ、小麦だけを求めれば生産者は他の作物の利用先に悩むことになりますので、パンもお米も美味しく食べて、一年を通して田んぼの作物を丸ごと支えることが大切だと感じています。
コープ有機 田中勇磨
自然派Styleライ麦バゲット
国産小麦粉、米粉、ライ麦粉をブレンドしたバゲット。
自然派Style山食パンコウノトリの未来5枚
「コウノトリ育むお米」の米粉を配合しました。
北海道 ~小麦・大豆~
北海道の中央部で約200haの大規模農業に取り組んでいます。そのうち約半分は有機JAS認証農場です。北海道でも高齢化などで耕作放棄地が増加傾向ですが、離農される土地を当社でできるだけ引き受けています。
小麦の栽培では地力低下を防ぐため大豆などと年ごとにサイクルを組む輪作が必要ですので、豆腐や納豆などの加工品の利用が拡がると生産者として励みになります。土壌特有の旨みとパワーを持つ有機作物をぜひ味わってみてください。
営農企画 今城正春
自然派Style今城さんの大豆で作った国産有機豆腐
北海道の今城さんが作った有機栽培大豆を使用した充てん豆腐です。
公開:2022年8月29日
商品案内24号[2022年9月2回]掲載