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拡げよう!生物多様性を守る農業
それぞれが豊かな個性を持ち、互いに支え合っている地球の生きもの。その数は3,000万種とも言われ、多様性が支える安定した自然環境が私たちの生活基盤となっています。今回は、コープ自然派が生産者と取り組む、生物多様性を守る取組をご紹介します。

2025「ICEBA」を徳島に!
2010年。コウノトリの野生復帰に取り組む豊岡市で第1回が開かれた、「生物の多様性を育む農業国際会議(ICEBA)」。2025年予定の第7回の候補地に、ビオトープ米の生産者も多い徳島県が挙がっています。
これまでの主な開催地
●2010年 兵庫県豊岡市(米作りとコウノトリ野生復帰)
●2018年 千葉県いすみ市(里山・里海の資源循環型社会)
フィールドワークや学校給食の取組発表など様々なプログラムがありました。
●2023年予定 新潟県佐渡市(トキの野生復帰)
環境支払カンパにご協力ください

コープ自然派では、コウノトリやナベヅルの飛来地づくりに必要な生きもの豊かな環境をつくるため、冬場のえさ場や休息地となる「冬水田んぼ(お米を作らない冬の間にも田んぼに水を溜める取組)」を行っています。
さらに、一年を通じてえさ場となる「ビオトープ」やコウノトリの繁殖のための「巣塔」など、新たな取組をすすめています。組合員の皆さん、取組の応援よろしく願います。


ビオトープ米・ツルをよぶお米
まずはネオニコ不使用から
農薬多用による生態系の破壊や農地整備など、環境汚染の影響を受けて1971年に絶滅した日本のコウノトリ。しかし、農薬に頼らない、生きものを育む豊かな田んぼが拡がることにより、コウノトリの野生復帰がすすんでいます。
コープ自然派がすすめるビオトープ米は段階的に農薬を減らし、有機の田んぼを拡げていくための第一歩のお米。
まずは本田でのネオニコチノイド系農薬使用を廃止し、22年産からは、ネオニコ不使用マークも付きました。さらに農薬を抑える「ツルをよぶお米(省農薬)」へのステップアップを目指します。
コープ有機 長尾国栄


ビオトープ米 5kg
地域全体で生物多様性を保全し、コウノトリが一年中暮らせる環境づくりを目指しています。

自然派Styleツルをよぶお米(省農薬)白米
地域の生態系を豊かにし、えさとなる生きものを増やすことでナベヅルの棲みよい環境、飛来地づくりをめざしています。
とくしま有機農業サポートセンター
有機農家を育てて12年
私たちのセンターがある小松島市は稲作など農業の盛んな地域。生物多様性や環境保全型農業の取組も推進していて、地域資源を有効活用しながらコウノトリの安定した飛来も目指しています。生態系の保全や、堆肥の効率的活用によるCO2の削減に繋がる有機農業は、それぞれの地域で誰がいつから取り組むかが課題です。
地域環境を良くして、ひとりでも多くの農業者の育成が出来るよう今後とも応援をよろしくお願いします。
副理事長 西田聖


元気小松菜
食べて応援。コープ自然派の「有機の学校」卒業生も作っています。
ORGANIC SMILE
今、必要とされる有機の学校
有機農業は、栄養価の高い健康的な野菜を生産できるだけでなく、自然環境を守る役割も果たしています。農林水産省が掲げた、2050年までに有機農業取組面積を現在の約50倍まで拡大し、化学農薬を50%、化学肥料は30%低減するという目標実現の為にも、有機農業を学べる場所は絶対に必要とされます。
そのような中、私たちは日本有数の「有機農業の町」である熊本県山都町で有機の学校を運営しています。組合員の皆さんの応援を宜しくお願いします。
副理事長 田中誠


有機小松菜
ジューシーでコクがあります。
コープ自然派パン工房
パンを食べて、田んぼを支えよう
主食として存在感の増すパンでもお米を消費しようという想いの下、「コープ自然派パン工房」では設立時から米粉を使ったパンをつくっています。コウノトリ育む農法で栽培された米を使用することで、コウノトリの棲める環境が広がって欲しいという期待もあります。
米粉を使用すると、食感がしっかり、もっちりになります。パン工房のパンの中でも米粉使用の割合が一番多い、『コウノトリの未来』を一度召し上がってみてください。他では味わえない素敵な体験が待っていますよ。
岩田剛明

パンにシフトする日本人の主食 おやつにも食事にも便利なパン。2011 年には初めて購入金額がお米を上回りました。食生活の変化に対応しながら生きもの豊かな田んぼを守ろうと、コープ自然派は米粉入りのパン作りを続けています。 |

自然派Style山食パンコウノトリの未来5枚
国産小麦に「コウノトリ育むお米」の米粉を配合して作りました。
公開:2022年9月26日
商品案内28号[2022年10月2回]掲載