リモートワークと災害の備えとしての別荘づくり

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徳島県神山町に里山の別荘が完成しました。

 四国霊場12番札所焼山寺への遍路道は、川沿いにあり桜並木が連なっています。その側にあるこの敷地は、陽だまりを感じる南斜面にあり、まるで桃源郷のよう。茶畑の向こうに山々の稜線が重なり美しい風景が広がるので、大きな借景の窓とウッドデッキを設けました。
 3年に渡る新型コロナの蔓延で旅行なども控え、仕事の形態もリモートワークが一般的になりました。そんなこともあり、日本だけでなく海外でも自然豊かな場所に別荘を建てる人が増えています。また、地震や災害の時の避難先として別宅を構えるケースも多くなりました。建主さんも、10年程前に町中の本宅を里山の家に建て替えて耐震化し、今回この畑付きの別荘を避難用にしつらえました。水は谷川の清流から、又薪ストーブを暖房と料理に役立てています。田舎暮らしを楽しみながら、いざという時のための備えとして有効利用されています。

野口建築事務所 野口政司・路万

木のぬくもりが感じられるリビングの風景。屋根裏のスペースも有効活用!
外観。大きなウッドデッキがポイントです!

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公開:2022年12月12日
商品案内40号[2023年1月1回]掲載

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