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- 有機・オーガニック
- 野菜のチカラ・栄養価
植物は土の中の栄養成分を吸収して育ちます。栄養豊富な土で育つ野菜ほど、ビタミンやミネラルなどを豊富に含み、栄養価が高く育ちます。
しかし土壌菌の働きを弱めてしまう農薬や化学肥料の使用が主流となる中で野菜の栄養価は損なわれてきました。
コープ自然派では野菜が本来持つチカラを引き出すため、土づくりを基本とした有機農業をすすめています。誰もが有機農産物を食べることができる社会をめざして、生産者を応援するとともに、有機の学校で次世代を担う有機農業者を育てています。
目指しているのは栄養価の高い野菜です
野菜のチカラを目で見える形に!
「デリカスコア」
私たちが目指すのは、栄養価も味も良く、苦みのもととなる硝酸イオンはできる限り少ないという、限りなく三角形に近い形です。
有機の学校で教えていること
土壌分析
野菜が育つもととなる大切な土の状態を分析し、適した時期に適した栄養を補充するようにします。
講義
高品質・多収穫を実現する「BLOF(生態系調和型農業)理論」を基礎として、経験や勘に頼るのではなく、客観的なデータに基づく有機農業を教えます。
実践
百聞は一見に如かず!実際に畑や田んぼで実習も行います。
「有機の学校」の応援をお願いします
コープ自然派では徳島県と熊本県で有機の学校の取組をすすめています。現在徳島県では、お米を中心とした内容を、熊本県では野菜を中心とした内容を研修生に教えています。
この取組を続けていくには組合員さんの応援が不可欠です。有機の学校の賛助会員(フレンド会員)になって応援してください。
\賛助会員(フレンド会員)募集中!/
有機の学校がある熊本県山都町で野菜づくりに励んでいます。
有機の学校で米づくりを教えながら、自身の畑でもしっかりと野菜を育てています。
阿波農産 浜田浩明さん
露地でほうれん草を作る時の土づくりは、かなり気を使います。
数ある圃場の中で、ほうれん草向きの畑を選び、面積と収穫サイクルを決めて、堆肥、肥料、品種など色々と考えて作付けします。毎回同じ畑に同じ堆肥は極力さけて使うようにしていますし、残肥で大きくなった雑草緑肥も使います。
『大地のサプリ』、牛ふん堆肥、BLOF堆肥などの有用微生物の多い堆肥やアミノ酸肥料、稲わら、籾殻、身近な物を主に使って土を団粒構造に近づけていき、水はけがよく乾きやすい肥沃な土づくりを目指しています。
ほうれん草
バターやチーズと相性抜群。緑黄色野菜の嫌いなお子さんにぜひ。
ヴェリタス 井口賀夫さん
去年の12月には106年ぶりの積雪が観測された徳島。去年とは、また一味違った環境の変化に対応しながら毎日トマト作りに励んでいます。
暖かかった秋を経て、ようやく寒暖差をしっかりと感じ始めたミニトマトは、程よい酸味に爽やかな甘みとうまみに仕上がってきています。
ぜひご堪能いただければ幸いです。
ミニトマト
甘いだけでなく酸味もあり、コクが強い。
YASKI FARM 鳥越靖基さん
有機農業で一番大事なのが土づくりです。野菜達は歩いて移動できないので根を張った場所で一生を過ごします。私達が心がけていることは野菜達が100%ポテンシャルを出せる土づくりをすることです。
根がたくさん張って酸素、栄養、水分を吸えるように、微生物達の栄養源、野菜の栄養になるミネラル、有機物をバランスよく入れて有機物と微生物達の力を借りて保水力の高いフカフカな土づくりをします。
土の中では、納豆菌、放線菌、酵母菌、乳酸菌達が病原菌や害虫を抑え、有機物を分解し野菜にとっていい栄養をつくりだしてくれます。微生物達の活躍があって土作りができ、健康な野菜が育ちます。
有機にんじん
えぐみがなく甘みがあり、子どもにも人気。
大雪を囲む会 一戸允仁さん
毎年北海道の有機ごぼうを食べていただきありがとうございます。ごぼうは根深く入るので土づくりが肝心です。
自家製堆肥を最低10トン入れ、土壌の物理性を改善する為に農機具(サブソイラー)を秋と春に入れて土を柔らかくするよう努めています。後は太陽の光が葉っぱにいっぱい当たるように栽植密度を広げています。
皆さんに「このごぼう美味しいね」と言ってもらえるよう毎年がチャレンジと勉強です。
有機ごぼう
旨みと香り・風味抜群!食物繊維やポリフェノールが豊富。
公開:2023年1月30日
商品案内46号[2023年2月3回]掲載