• ゲノム編集

今、食の問題を解決する手段として「ゲノム編集食品」がクローズアップされています。ゲノム編集とは、目的とする遺伝子を切り取ることで、急速に成長する魚や特定栄養素を増加させた野菜などを人為的に作る技術です。別の生物の遺伝子を組み込む「遺伝子組み換え」と異なり、自然界で発生する突然変異と変わらないとし、これを根拠に日本では表示義務もなく、市場に流通されようとしています。

しかし、ゲノム編集を起こすための遺伝子の挿入が行われたり、遺伝子を切除する際、遺伝子が広範囲にバラバラになったり、遺伝子の二重らせん構造が解けたりするなど、自然界では起こり得ない現象が起こります。また、1つの遺伝子には多数の機能があり、これを人為的に排除することの影響はまだ分かっていません。ゲノム編集をはじめとしたテクノロジーを活用し従来とは異なる方法で生産されるフードテックが注目されていますが、コープ自然派はゲノム編集食品に反対し、自然循環の中で育まれた「食」を大切にしたいと考えています。

自然派Style雄武秋鮭切身(無塩)

  

継続的資源保護に配慮した漁業を行っている雄武漁協が、オホーツク海で漁獲した鮮度の良い秋鮭です。

公開:2023年5月22日
商品案内10号[2023年6月1回]掲載

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