特集カテゴリ
- 国産派宣言(118)
- 有機・オーガニック(95)
- オーガニック給食(8)
- 食品添加物(20)
- ネオニコチノイド系農薬(33)
- 遺伝子組み換え食品(21)
- ゲノム編集(15)
- グリホサート(11)
- 自然派Style(82)
- アニマルウェルフェア(52)
- 地域循環(循環型農畜産業)(20)
- 情報公開(18)
- 生物多様性(22)
- 原発問題(9)
- 放射能汚染・放射能検査(5)
- 食養生(7)
- 野菜のチカラ・栄養価(12)
- 子ども笑顔基金プロジェクト(48)
- 里山の家(12)
- 福祉(5)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2023秋(7)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2022秋(12)
- コープ自然派だいすきキャンペーン2021秋(11)
- 国産派宣言
- 野菜のチカラ・栄養価
野菜には旬があり、その時季は地域によって異なります。買い物をしていると年中見かける野菜があるかもしれませんが、実は同じに見えて産地が変わっていっています。このように、産地を変えながら野菜をお届けしていくことを〈産地リレー〉と言います。
これから夏を迎えると、高原である信州の野菜が旬を迎えます。そして長野県で野菜を栽培している生産者が佐久穂共同出荷グループです。長野から届く旬の野菜をぜひ食べてください。
佐久穂共同出荷グループって?
作付けする野菜や栽培技術、出荷体制など、長野県佐久穂町から栄養価の高い野菜を安定して出荷するために連携している生産者グループです。
栽培のこだわりは?
日本有機農業普及協会代表の小祝さんが提唱するBLOF理論「生態系調和型農業理論」を実践。BLOF理論は植物がもつチカラを最大限に引き出す、高品質・多収穫の有機野菜づくりを実現します。
野菜の中身を競い合う「栄養価コンテスト」(2023年から名称が「身体に美味しい農産物コンテスト」に変更)では、のらくら農場は最優秀賞の常連です。
その栽培技術を共有しカラダにもココロにもうれしい野菜を育てています。
春菊&ミニ大根
50品目以上栽培しているのらくら農場の、最も得意な作物です。「生食の春菊にハマりました。」という感想をたくさんいただきます。ハマっていただくのが僕らにとって嬉しいことです。春の準備は3月から始まります。標高1000mの高原では、雪解けの時期にいつもハラハラしながらのスタート。春一番は、最も日当たりのよい畑からスタートします。
今年は雪解けが早かったので、順調なスタートでした。太陽熱養生処理という作業をしますが、3月は低温のため雑草の種が死滅しきらず、草取りは手でやらざるを得ないこともしばしば。除草剤を使用しないというのは、草取りの覚悟が必要です。完璧に畑を仕上げて、ハマる春菊をお届けします。
春菊
香り高く、えぐみや独特のアクはほとんどありません。サラダがおすすめ!
ミニ大根
高原の空気と水で育ちました。シャキシャキ食感!
小かぶ
甘く仕上げるために除草作業は欠かせません
甘くジューシーに仕上がってほしいため、かぶに光合成は必須です。そのため、初期の頃の雑草取りは死活問題となっています。雑草が勝ってしまうと雑草により日陰になってしまい、かぶの光合成が阻害されてしまいます。
5月の作業の合間にかぶを助けるために、毎年皆で畑に這いつくばって除草していますが、この時期は身体も暑さに慣れていないので、いつの間にか熱中症になってしまった年もありました。このかぶだけは、とにかく除草に力を入れて甘く仕上がるように栽培しています。
いそべじ農場 礒辺和明さん
小かぶ
きめ細かく繊細な甘みが特徴です。
ミニ白菜
やわらかな葉が特徴の春のミニ白菜
毎朝氷点下になるような3月初旬、ほんのりと暖かなハウス内で播種が始まります。同時に、畑の準備も始まります。たっぷりの植物堆肥とミネラル、自然由来の乳酸菌をまとった竹の粉を使用しています。
暖かくなっていく春から初夏にかけての白菜は、高原に降り注ぐ太陽の光をたくさん浴びて育ちます。青く瑞々しくパリッとしていて、火を通すととても柔らかく、白菜本来の香りと甘みを感じていただけると思います。中心の白い部分は千切りにしてサラダにもおすすめ。八ヶ岳を望む、青空に映える白菜畑へ思いを馳せて、ぜひお召し上がりください♡
さかまき農園 坂巻さくらさん
ミニ白菜
ミニサイズですが、甘みも旨みもしっかりあります!
有機小松菜
旨みと甘みを引き出せるように日々努力
標高1000mの畑で、BLOF理論を基盤に有機栽培をしています。土壌分析、太陽熱養生、有用微生物、土壌団粒、ミネラルバランス…土づくりのために気にしていることを挙げたらきりがないですが、旨みと甘みを引き出せるように日々努力をしています。
土ができてしまえば小松菜は勝手に育ってくれます。あとはお天道様に育てていただくだけです。実は小松菜はもともと冬野菜の一種で旬は冬になります。最低気温と最高気温の差が大きい長野県にはぴったりの野菜です。長野県産の小松菜をぜひご賞味ください。
だいじの農作地 進藤大治さん
有機小松菜
ジューシーでコクがあります。
ケール
栄養価の高いケールを栽培します
ケール栽培に使用する肥料資材は、今年の春の1作目は14種類。それらを組み合わせて土を「設計」します。
その14種類の中に入っているものの1つに、酒粕があります。この地域は日本酒造りが盛んで、地元の酒粕が出てきますので、今は3つの酒蔵さんと提携して使用しています。
酒精酵母の効果はまだ科学的に解明されてはいないのですが、効果の予測はつけていました。昨年使用したところ、驚くほどの良い出来となりました。3月上旬には畑に施肥して、同じ頃にハウスの中で育苗が始まります。菌の発酵の力やミネラルの効果の底力を味わっていただけたらと思います。
のらくら農場 萩原紀行さん
やみつきケール
濃い旨みで、苦みは強くありません。
公開:2023年6月12日
商品案内13号[2023年6月4回]掲載