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2023年6月9日~10日、産直委員会など役職員28名が長野県を訪問しました。

目的
●生産者の工夫・取組を理解する
●組合員と生産者がお互いに想いを伝えあう
●ネオニコフリーりんご栽培の現状を知る、意義を共有する
1日目
いそベジ農場
年間40種以上の野菜を無農薬・無化学肥料で生産しています。


美味タスやミニ白菜、かぶ等の圃場を見学。その場で収穫したものをみんなで試食しました。どの野菜も甘みがあり、そのままでとてもおいしかったです。 |
のらくら農場
約50品目を80枚ほどの畑で栽培。すべての圃場を土壌分析し、BLOF理論に基づき栄養価の高い野菜の栽培を行っています。


ケールや春菊のほか、葉ねぎや山芋、みつば、美味タスなど、農園中を見て回りました。また、新しくできあがった出荷場も見学。屋根の断熱にこだわり、さらに併設で冷蔵庫も完備。出荷作業がよりスムーズに行える環境を整えておられました。 |
学習会・懇親会


萩原さんや礒辺さん、同じ佐久穂共同出荷グループのはたけや農場さん、さかまき農園さんのお話。それぞれの圃場での現状や今後の目標などを熱く語る皆さん。厳しい状況を憂うばかりではなく、前向きにひたむきに頑張っていくんだという決意が語られました。 |
2日目
あくと
昨年度からは6軒の農家にて運営しているあくと。作物は全てネオニコフリーで栽培しており、りんごだけでも30種ほどを扱っています。


りんごを育てる中で黒星病という果樹の病気や、アブラムシが問題になることがあるそうです。食べてもらうものだから見た目より省農薬を優先していますが、生協に出荷されなかった余剰分は市場へ。しかし市場では「見た目の美しさ」が基準となるため、高値では買ってもらえないとのこと。「なぜ見た目がよくないのか」を理解してもらうことが重要だと感じました。 |
生産者にそれぞれの野菜のおすすめの食べ方を聞きました
春菊
おすすめの食べ方は?
えぐみの少ない爽やかな香りの春菊は生で食べるのがオススメです!ザクザク切って、ごま油・塩で炒めるだけでも抜群においしいですよ!油で炒めると栄養も吸収されやすくなります。
これから暑くなると食欲が落ちてしまうことも…。春菊は胃腸の調子を整え食欲増進・消化促進効果バツグンです!春菊で、暑い夏を乗り切りましょう!
だいじの農作地 進藤大治


春菊
香り高く、えぐみや独特のアクはほとんどありません。サラダがおすすめ!
ケール
おすすめの食べ方は?
ケールの栄養価は桁が違います。以前、当農場のケールと一般のものの栄養価を比べていただいたことがありましたが、ミネラルやビタミンはほぼ上回っていて、特に差があったのが、アミノ酪酸(GABA)でした。23倍ありました。
ちぎったケールとちぎった海苔を油で炒めて塩のみでいただくと濃厚なうまみが味わえます。おすすめです。
のらくら農場 萩原紀行


やみつきケール
濃い旨みで、苦みは強くありません。
有機小松菜
おすすめの食べ方は?
繊維質にならぬように栽培しているので、そのままかじっても歯切れよくシャキシャキと食べられます。定番のおひたし、炒めものだけではなく、火を使わずサラダ感覚で召し上がるのもオススメ!
リンゴジュースと一緒にミキサーにかけて、スムージーなども暑くて食欲のない時期にぴったりです。
いそベジ農場 礒辺さや香


有機小松菜
ジューシーでコクがあります。
ズッキーニ
おすすめの食べ方は?
高冷地栽培で夜温が低く保たれる当方では、ズッキーニに甘みを感じます。この甘みを引き出すには、厚めにスライスしたズッキーニに塩を振り、フライパンで焼くだけで十分。最後にオリーブオイルを振りかければ野菜のステーキのようです。
シンプルな料理にこそ重宝する野菜です。ぜひお試しください。
飯島朋彦


ズッキーニ
油と相性が良く火を通すとやわらか。カリウムが豊富です。
みつば
おすすめの食べ方は?
世の中のみつばのほとんどが水耕栽培ですが、こちらは土でつくった力強いみつば。香り、味とも濃く、野趣あふれる味です。
香り付けに1枚をひらり・・・の使い方も良いですが、小松菜のようにワシャワシャ食べていただきたいみつばです。ほぐした鮭と生のみつばを刻んでごはんに混ぜる、みつば鮭ごはんは、暑い日にも最高です。
のらくら農場 萩原紀行


香りみつば
すまし汁や丼ぶりはもちろん、三つ葉メインの炒めものにも。
ミニ大根
おすすめの食べ方は?
数ある大根の品種から、この地に合うものを見つけることができました。「四季姫2号」はきめが細かく瑞々しく、加熱すると甘みが増すので、下茹でして大根ステーキに!溢れる大根汁が広がります。
またBBQで肉汁とのコラボは最高です!!鮮やかな緑の葉は刻んで一晩塩漬けに。シラスなどを加えた菜飯は、炊き立てごはんにとても合います。
さかまき農園 坂巻秀高


ミニ大根
高原の空気と水で育ちました。シャキシャキ食感!
あくと
りんごのこだわりは?
あくとのりんごは全てネオニコフリーで作っています。ネオニコの危険性は徐々に世の中に認知されつつありますが、流通しているりんごのほぼ100%はネオニコを使用して作られているのが現実です。
私たちの産地(長野県山ノ内町)は、美味しい果物作りに特に適した土地と言われており、「誰が作っても美味しいりんごができる!」と言われるほどです。恵まれた環境の中で、美味しさはもちろん、安心安全に拘ったりんごを今年も皆様にお届けいたします。
あくと 小嶋哲也


自然派Style国産りんごジャム
ネオニコチノイド系農薬不使用の産直「あくとのりんご」を使用。
公開:2023年7月3日
商品案内16号[2023年7月3回]掲載