おかげさまで鎌倉ハムで製造している自然派Style各製品の出荷量も順調に推移しています。現在は、自然派Style4品目で年間23t以上(コープ自然派とアイチョイス合計)のプラスチック包装を使用しているため、各製品パッケージの材質を再生PETやバイオマスプラに切り替え、化石燃料の使用削減の取組を計画しています。自然派Styleを皮切りにこの先も各製品に順次拡大していきます。

鎌倉ハムクラウン商会　魚住治人

日本のオーガニック市場の拡大における最大の課題は、国産有機穀物をはじめ国産の有機加工原料が、ほぼ皆無に等しく、有機加工食品といっても、海外原料にほぼ依存する状況になっていることがあります。

そこで、有機穀物はじめ、有機加工原料の生産拡大を行う各事業者並びに有機食品の加工販売をめざす各事業者、そして農林水産省の有機農業担当部局のオブザーバー参加をいただき、官民一体となった本格的なオーガニック事業実現ネットワークを目指す「一般社団法人日本有機加工食品コンソーシアム」が設立されました。有機の輪を少しずつ広げていきながら関係者一丸となって国産有機の普及に取り組んでまいります。

営農企画　今城正春

全農食品はJA全農グループの企業であり、国産原料を使用した様々な加工品を取り扱っていることから、コープ自然派の「国産派宣言」に真っ向から貢献できる企業であると考えています。

多くの組合員さんに「健やかで豊かな食生活」を楽しんで頂くために、全農食品だからこそ調達可能である、希少な国産原料を主原料とした商品開発(米飯・ピザ・飲料)を現在も今後も提案し続けたいと考えています。

全農食品　西竜太

栗林食産はコープ自然派と取組を始めて15年が経ちます。「ベーキングパウダーをアルミフリーにしたい」、「米粉を国産にしたい」、「有機にしたい」など。次々と日本の食の先を考えた取組を実現していく姿は、事業が拡大していることでその正しさが証明されているのだと感じています。
　　

日本の主食である米を守るという視点からは、主食のごはんとして食べられる以上の米の生産量が国内で必要であり、それは昨今の海外情勢や為替情勢から容易に推察できます。米の生産余力を、ごはん以外の調理や製菓などの用途に回せる余裕が必要なのだと考え、コープ自然派が次に進めようとするこの生産余力は、これからの我々の食文化をつくっていく取組だと思います。

栗林食産　栗林大輔

茨木酒造は日本酒を造るだけでなく、夏には自社圃場にて米作りを行っています。2020年、コープ有機が主催する「ツルをよぶお米」で実践されている有機栽培の講習を受け「コレなら！」と思い取組を開始し今年で3年目。酒造りの方では有機認証を取得した農産物を加工出来る、加工事業者として現在認定取得に向け取り組んでいます。(2024年より認定取得商品の販売予定)
　　

残念ながら有機の商品が増えるだけでは環境保全に繋がりません。商品を選ばれる方が増えてこそ、その先の未来があると信じています。

茨木酒造　茨木幹人

食文化が大きく変化してきた日本。長年マグロと共に今日まで歩んできたマストミとしては、その中でも魚離れが進行している現状に対し、コープ自然派からのご意見ご協力も頂戴しながら、国産の水産原料にこだわったメニューの開発を強化し、推し進めていきたいと考えています。

商品を通じて、魚のある食卓に少しでも貢献できるよう、全社一丸となって取り組んで参ります。

マストミ　加藤将太

旭商事ではより環境負荷が少なく畜産動物にも優しいたまご作りを目指しています。組合員の皆様のご希望の多かったパック資材のモールド化をようやく実施する見込みがつきました。2024年からになりますがよろしくお願いいたします。

また、有機加工食品コンソーシアムでの有機の子実コーンや大豆の生産にも興味があります。有機飼料原料の安定的な調達が可能になるよう期待したいす。

旭商事　山根浩敬

高生連も設立から35年目に入りました。生産者も世代交代し、新たな若手生産者とのつながりも生まれています。私たちの役割は生産者と消費者の間をつなげることです。コープ自然派を通して、私たちが応援したいと思える生産者をもっともっと紹介していきたいです。

また、彼らの育てた米や野菜を組合員の皆さんにもっと食べていただきたいです。それが高知の水田や畑、そこに生息するたくさんの生きもの、生産者の生活を守ることにもつながります。引き続きよろしくお願いします。

高生連　星川茂博

ブロッコリーの産地では、寒い霜に当たると実が紫色に変化することを嫌います。これはアントシアニンといって、体に良い成分で、霜に当たったときが一番美味しいのに。また、あまナンバン(甘なが)というシシトウに似た僕が大好きな野菜がありますが、秋になると実に黒い色がついてきます。これもアントシアニンです。青果業界のよろしくない慣習を捨てて、大切な情報を分かち合える関係性を築いていけたらと思っております。

のらくら農場　萩原紀行

さとの雪は「自然派Style」のお豆腐を製造させていただいています。自然派Styleのお豆腐は「大豆」と「水」と「にがり」のみで「消泡剤」を使用せず製造しています。

これからも組合員の皆さんに安心・安全で美味しい商品をお届けできるよう、従業員一同頑張ってまいります。

さとの雪食品　塩谷元彦

大進食品は商品をご紹介させて頂きつつ、餃子・シューマイ・パン粉等、コープ自然派のPBを開発させて頂いている中で、今後はオーガニックの原料を取り入れながらリニューアル等をしていけたらよいな、と考えています。

様々な課題はありますが、組合員の皆さんにより安全で安心な、そして何より美味しい商品をお届けするために精一杯の努力をして参ります。

大進食品　宮沢芙美子

これからはお客さんの食に対する意識が高くなり、これまで以上に体にいいものを選ばれる時代になると考えています。しかし体に良くても美味しくなければ意味がないとも思っています。

自分へのご褒美、大切な人に食べてもらいたい、そんな気持ちを大切に、弁天堂は安心安全で、なおかつ美味しく楽しんでいただけるお菓子をコープ自然派と一緒に丁寧に作っていきたいと思っています。

弁天堂　桑名寛和