• 有機・オーガニック

私たちの食生活において、「小麦」はパンや麺、調味料、お菓子など様々なものに使用されています。しかし、日本の小麦の自給率は15%(令和4年度概算)と低く、ほとんどを輸入に依存しています。

コープ自然派では国産小麦にこだわった商品の開発や導入をすすめています。そして、『国産有機小麦を拡げる』ために、生産者と連携を深めています。今回は安心安全な小麦を栽培している生産者の産直小麦を使った商品を紹介します。

安心・安全な小麦を栽培する生産者

営農企画

北海道で有機農業を営む今城さん。

  

栽培いただいている有機小麦はコープ自然派のパン工房で使用しています。

  

アグリシステム

環境と人にやさしい農業をめざしているアグリシステムでは、小麦生産者と契約栽培を行っています。

 アグリシステムの小麦の3つのこだわり 

有機小麦を拡げるために今できること

日本で有機小麦を栽培している生産者は少数派。そのため、まずは生産者と産直の関係を築き、その生産者の小麦を消費する実績をつくることが大切です。「小麦を栽培したのにそれを使う先がない」、「どれくらい実際に使ってもらえるのかわからない」状況だと、生産者も有機小麦を栽培することができません。将来的に有機小麦の栽培につなげるために少しずつ取組をすすめています。

  

コープブレッドファーム

有機国産小麦と自社焙煎の有機全粒粉、有機オリーブオイルで仕込んだ食パンです。バターや牛乳などを使わず、ヴィーガンの方にもご利用いただけます。

  

オリーブオイルで仕上げているので、引きも少なく、焼くとサクッとした歯ごたえです。味は、甘すぎずシンプルな味わいに仕上げています。

  

コープブレッドファーム 小田充浩

  

 生産者情報 

コープ自然派のパン工房では有機JAS認証の製造ラインをもっています。「コウノトリ育むお米」を使ったパンづくりと「有機JAS認証を取得したオーガニックパンの製造」を行っています。



その他の商品も国産有機小麦に切り替えています

・自然派Styleオーガニックグラハムレーズン食パン
・自然派Styleオーガニックライ麦レーズン
・自然派Styleオーガニックテーブルロール

※「自然派Style山食パンコウノトリの未来」は期間限定で国産有機小麦に切り替えています。

自然派Styleオーガニックグラハム食パン 3枚

   

有機原料を使った全粒粉入り食パン。海外有機小麦を使用していましたが、31号から営農企画の国産有機小麦に切り替えました。

    

池田食品

砂糖・食塩で味を調え小麦の旨みを引き出す味付けに仕上げています。また、熟練の作業者が一つ一つ丁寧に手作業で形を整え、もっちり食感でボリュームもありながら一回で食べられるサイズに焼き上げました。

  

パンだけで食べても小麦の味や香りを感じられますが、野菜やお肉とも相性抜群でお互いの味を引き立て、より一層美味しさが増しますので是非お好きな具材を挟んでお召し上がりください。

  

池田食品 柳沢祐介

  

 生産者情報 

池田食品はフォカッチャやナンといった、通常のオーブンでは焼くことのできない特殊パンの製造をしています。「自然派Styleバーガーバンズ」以外にも様々なパンを製造しています。

自然派Styleバーガーバンズ

   

産直小麦を使用したオリジナルのバーガーバンズです。アグリシステムの北海道産小麦「ゆめちから」を使いました。

\他にもあります!製造している商品/

フランスコッペ
フォカッチャ(北海道産小麦ゆめちから)

  

菱甚

主原料の小麦粉は、北海道産小麦ゆめちから(コープ自然派オリジナル小麦粉)に、食感を吟味して、熊本産の小麦粉をブレンドしました。又、本格的な中華麺の風味のために、天然かん水であるモンゴルかん水を使用しています。

  
これらの原材料を使用し、半世紀以上変わらぬ製法により2日間かけて作り上げました。乾麺特有のめんの弾力、歯切れ感をご堪能ください。

  

菱甚 小林甚一

  

  

 生産者情報 

長崎に立地している菱甚は、ちゃんぽん・皿うどんをはじめとする中華麺や島原の手延素麺を製造しています。安心安全な食べ物を製造するための仕組みづくりの国際認証であるFSSC22000も取得しています。

   

製造風景

圧縮機6台(一般的には3台)で生地を少しずつ伸ばしていくこと。これによりコシが出て、食べ応えのあるラーメンに仕上がります。

圧縮機
乾燥の様子

棒状ラーメン(国産小麦使用)

   

北海道産小麦ゆめちからと九州産小麦をブレンドしたコシのある乾ラーメン。アグリシステムの北海道産小麦「ゆめちから」を使いました。

公開:2023年10月30日
商品案内33号[2023年11月3回]掲載

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