• 福祉
農福連携の取組を行い「コープ自然派 ともに」の理事も務めている情熱カンパニー三木義和さん

発達障がい者の働く場として、農福連携の取組が増えています。農福連携とは、障がいの特性を活かしながら農業に携わることで社会参画を実現していく取組です。しかし、今の農福連携は本当の意味で利用者のためになっていないのではないでしょうか。人手不足に起因する労働力としてだけの扱いも多く、利用者本位で「ケア重視」の農福連携はまだ少ないのではないか、とコープ自然派は考えています。

これからの農福連携は、発達障がいの原因の1つといわれるネオニコチノイド系農薬を止め、利用者が働くことがケアとなるという福祉を実現しなければなりません。それは「農薬に頼らない農業」、すなわち有機農業の栽培技術と発達障がいのケア技術との新しい農福連携の形です。

日本の農福連携の現場は、有機農業もできて、ケアもできるという人材が不足し、その人材育成が急務となっています。新しい農福連携を実現するために、「コープ自然派ともに」では有機農業の栽培技術を習得するための有機の学校と就労支援の現場が一体となった福祉施設を設立します。

ブロッコリー

   

ビタミンCやたんぱく質、鉄分など豊富な栄養が含まれています。

公開:2024年2月26日
商品案内50号[2024年3月2回]掲載

福祉の記事一覧