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持続可能な社会をめざしてコープ自然派は『国産オーガニック』の取組を推進しています。日本の有機農業の取組面積は過去10年で約5割拡大と少しずつ拡がりは見せているものの、面積割合は0.6%(令和5年)と、海外と比較すると非常に小規模です。『国産オーガニック』を拡げていくためには若手生産者を育成するなど生産の体制を整えるだけでなく、流通や小売とも連携をしていく必要があります。
コープ自然派では現在、有機野菜だけでなく、産直の有機原料(米や小麦、大豆など)を使った加工品の開発にも力をいれており、その動きは「日本有機加工食品コンソーシアム」が立ち上がったことで加速しています。組合員の皆さんの生活に『国産オーガニック』がより身近なものとなり、日本の有機農業が拡がるように取組をすすめていきます。
コープ自然派が有機農業を推進する理由は?
単に環境に優しいからだけではありません。高品質・多収穫を実現できる有機農業は日本の食料自給率アップにつながると考えているからです。
「日本有機加工食品コンソーシアム」って?
日本の有機農業を拡げるためにコープ自然派が中心となって立ち上げたプラットフォーム。生産・加工・流通・小売が連携し、有機加工食品市場の拡大をめざしています。
その他に取り組んでいることは?
若手の有機農業生産者を育てるため、熊本と徳島で「有機の学校」を運営しています。
新しく定番化!
自然派Style有機小麦のコウノトリの未来
国産オーガニックを拡げようと、31号から40号まで期間限定で行っていた有機小麦を使った「山食パンコウノトリの未来」。組合員の皆さんから好評だったことを受け、まずは6枚切から定番で商品化が決まりました。「ミナミノカオリ」と「ゆめちから」の2種類の有機小麦粉を配合し、小麦の香りと食感を楽しめるように工夫しました。ぜひ一度お試しください。
自然派Style有機小麦のコウノトリの未来6枚
国産有機小麦粉を使用した「山食コウノトリの未来」。
国産有機原料を使ったうどん
12月(36号)から製造をお願いする生産者を変更してリニューアルした、北海道産の有機小麦「きたほなみ」を使った乾燥うどんです。「きたほなみ」はうどんなど麺に使いやすい品種で、麺の色や食感が良く仕上がります。ゆで時間は8~9分。小麦の風味とツルツルッとしたのどごしをお楽しみください。
国産有機原料を使ったうどん
北海道産有機小麦使用。ツルツルッとおいしい!
有機農業に取り組む生産者の皆さん
【熊本】オーガニックガーデン(COG)
わたしたちは年間を通じて有機小松菜の栽培をしています。土づくりや栽培している作物はもちろん、周辺の雑草の管理にも力を入れています。
雑草があると病害虫の生息場所になったり、風通しが悪くなって病気が発生しやすくなったりします。畑の中に入る際に伸びきった雑草の上を歩くだけで雑草の種や虫を畑の中に持ち込んでしまうので、普段から草刈り機を使用したり人海戦術で除草をしたりしています。夏季には太陽熱養生処理をして、太陽と微生物の力で土作りをしながら、虫や雑草の種の密度を減らすこともしています。これからも作物がのびのびと生育できる農園作りをしていきます。
コープオーガニックガーデン 東家智美
有機小松菜
ジューシーでコクがあります。
【熊本】みむら楽農
みむら楽農では、大根がのびのびと根を張れるよう、団粒のあるふかふかな土壌を目標に土作りをしています。収穫までふかふかな状態が続くように、畑の深くまで堆肥を仕込みます。大型のトラクターを使って耕しますが、このときにトラクターの重さで一旦締まった土も、自家製堆肥に含まれている有機物と微生物の働きのおかげでふかふかな土に変わっていきます。
これから暖かくなるにつれて大根の成長も速くなりますが、収穫のタイミングを逃さず、良い状態の有機大根をお届けします。ぜひご賞味ください。
みむら楽農 三村伴春
有機大根
大根の皮を厚くむき取った後は、捨てずにきんぴらがおすすめ。
【熊本】吉水農園
吉水農園では、自家製堆肥を主体として土壌の地力を上げて有機栽培を行っています。有機栽培の取組を年々圃場で積み重ねてきたことで、病害虫の発生が減少しており、特ににんじん、じゃがいも、大根で大きな違いを実感しています。堆肥に含まれるアミノ酸を沢山吸収するようで、慣行栽培と比べると味にいちばん違いがあると思います。
年一作を基本としているため、次の作付までは緑肥を栽培して、鋤き込んで土に返し、太陽熱処理を施します。その後作付けすることで、肌がきれいで美味しい有機野菜を収穫することができます。
吉水農園 吉水淳一郎
有機にんじん
えぐみがなく甘みがあり、子どもにも人気。
【広島】寺岡有機農場
わたしたちは昭和50年に醤油の原料である大豆・小麦の栽培をきっかけに、農業を始めました。「食べる人に感動を与えられる安全な野菜を作る」をモットーに、創業以来「安心安全」な有機栽培にこだわっています。
除草の手間や害虫被害のリスクが高い中、安定供給を実現するために数年前からビニールハウス主体の栽培方法にシフト。現在は広島で5拠点(約270棟のハウス)に分散して栽培を行っています。また、組合員さんに感動を与えられるよう、有機栽培という“形”だけでなく、野菜の“味”にもこだわり、さらに“品質”にも細心の注意を払っています。
これからも「安心・安全な野菜」が世の中のスタンダードになることを目指して、産地の気候、土壌の特徴を活かしながら有機野菜の栽培に取り組み続けたいと考えています。
寺岡有機農場 内田雅喜
有機レタスミックス
肉厚で食べやすい4種類の有機栽培レタスをミックスしました。
公開:2024年3月4日
商品案内51号[2024年3月3回]掲載