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コープ自然派では、誰がどんな原料で商品を作っているのかが分かる『顔の見える関係』を大切に、生産者と連携しながら安心安全な食べものづくりに取り組んでいます。組合員と生産者の距離が近いからこそ、組合員の声が生産者に届き、商品に反映される好循環を生みます。そして、利用が進むことで生産者は更にこだわった商品作りに取り組むことが可能になります。
5号・6号の2号にわたり、日々安心安全な食べものづくりに取り組んでいる生産者をご紹介します。
七星食品『自然豚』
「安心して食べることができる豚肉が欲しい」という組合員さんの声を受け、1998年に自然豚は誕生しました。当時、海外で遺伝子組み換え食品は「健康に悪影響を与える可能性が高い」、「自然環境を破壊する」などと言われており、コープ自然派と一緒にNON-GMOを広めていこうと始まりました。
2009年からは肥育期の飼料に、地元農家が生産する飼料用米を加えることに取り組んできました。今では、地元農家を中心に飼料用米が確保でき、配合率は約4.0%になりました。また、アニマルウェルフェアの取組も継続しており、豚の快適性に配慮した飼育管理を行うことで、ストレスや疾病を減らし、より自然体で元気な豚を育てています。安心・安全で美味しい自然豚のお肉を組合員さんにお届けするために、さらに努力していきます。
東原正弥
自然豚モモスライス
キメの細かな赤身肉。肉そのものの味を楽しむ料理に向いています。
旭商事『オーガニックたまご』
コープ自然派には生産者と組合員さんとの定期的な交流会があります。2017年でしたか、交流会で組合員理事の方から「オーガニックのたまごができないだろうか?」とお声掛けいただきました。
旭商事は1995年から平飼い養鶏を実践していたこともあり、もっと安全性が高くてアニマルウェルフェアへの配慮が可視化できる飼養方法として、私自身も有機化への構想はありました。あの時、有機化へ向けての背中を押していただいたと感謝しています。
まだまだ日本国内で有機畜産物は少なく、高額となってしまいます。しかし、持続可能な社会の実現に貢献できると自負しています。
山根浩敬
オーガニックたまご
厳正な有機JAS規格をクリアした、人や鶏、環境に配慮したたまごです。
あくと『ネオニコフリーのりんご』
世の中の店頭に並ぶ商品は「誰が作っているのだろう?」と思ったことはありませんか?私たち「あくと」は創設当初から、『生産者と消費者の顔の見える関係作り』を大切にしてきました。生産者の顔が分かるから安心して利用していただける。食べる人が分かるから、より思いを込めてりんごを作り出荷する。それが私たち「あくと」の考え方です。
ネオニコフリー導入に際しては、たくさんの組合員の方々と共に勉強会を実施したり意見の交換を行ったりして、現在に至ります。今では「あくと」が出荷する、りんご・ぶどう・桃はすべてがネオニコフリーで生産されています。
春を迎え、畑での作業も本格化してきました。天候の問題など、心配なことは尽きませんが、今年も組合員の皆さんに選んでいただけるりんご作りに取り組んでいきます。ぜひ、長野の畑にも足を運んでください!
小嶋哲也
自然派Style国産りんごジャム
ネオニコチノイド系農薬不使用の産直「あくとのりんご」を使用。
冨貴食研『胡麻ドレッシング』
現在の胡麻ドレッシングは2019年6月にリニューアルさせていただいた商品です。組合員さんの要望に応えるべく、『酵母エキス不使用』で『できる限り国産の原料を使用』して製造しています。
酵母エキスを使わずに味に変化を付けるため、フレッシュたまねぎを入れてみると胡麻の風味が引き立ち、全体的にバランスのよい味に仕上がりました。
今後もできる限り、安全・安心な原材料を追求した商品づくりを目指したいと考えています。
北原京子
自然派Style胡麻ドレッシング
国産丸大豆醤油の風味を活かした、まろやかな味わい。
大進食品『やっぱり自然豚de餃子』
原料の豚肉はコープ自然派の産直肉である自然豚を100%使用。醤油もパン粉も自然派Styleで、原料に負けない最高の餃子を目指しています。
2012年にデビューしてから、組合員さんの声でにんにくの配合量を減らしました。また、「食感をさらに美味しく」という声にお応えするため、皮の厚みの試作を0.5g単位で繰り返しては、組合員さんに試食していただき、今の厚みに至りました。さらに、2年前には皮の食感を求めて使用する小麦粉を変更しました。
このように、常に組合員の皆さんと一緒に、ご意見を伺いながら、微妙な細かな部分も改良を重ねてきました。「やっぱり自然豚de餃子」は進化し続けています。
豊永隆幸
やっぱり自然豚de餃子
原料肉は100%自然豚を使用。こだわりの産直肉ならではのおいしさ。
タカオカ『生いも板こんにゃく』
「自然派Style 生いも板こんにゃく」は「こんにゃく原料の産地を、西日本に限定した商品を作ってほしい」という組合員さんの声を受け、2013年に開発された商品です。現在は少なくなってしまった「缶蒸し製法」で製造しています。
「缶蒸し製法」とは、練り上げたこんにゃく原料を缶に詰め込み、時間をかけてゆっくりと炊き込む製法です。近年主流の「生詰め製法」と比べると生産性は5分の1程度で、時間と手間・技術が必要となりますが、本当においしいと感じられるこんにゃく作りのために続けています。
このこんにゃくは下茹でなしでお使いいただけますのでとっても便利です。ぜひお試しください。
片岡裕也
自然派Style生いも板こんにゃく2個組
阿波吉野川支流の水を使い、昔ながらの缶蒸し製法で作りました。
公開:2024年4月15日
商品案内5号[2024年5月1回]掲載