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5号に引き続き、日々安心安全な食べものづくりに取り組む生産者さんをご紹介。ふだん利用している商品がどのような背景を経て誕生したのか、また、商品のこだわりなどを改めて生産者の皆さんに伺いました。

よつ葉乳業『放牧生産者指定ノンホモ牛乳』

「よつ葉放牧生産者指定ノンホモ牛乳」は“安心・安全な牛乳が飲みたい”“国産自給飼料の使用向上”という要望に対し共同購入グループと生産者が話し合ってつくりました。動物たちも私たちと同じように幸せに生きる権利を持っているという考え方から、よつ葉乳業独自のアニマルウェルフェア基準を設け、「放牧酪農実践牧場」として認証された牧場の生乳を原料としています。

  

本来の生乳に近い風味を味わえるよう72℃ 15秒で殺菌をしています。またエサは牧草中心で配合飼料も非遺伝子組み合え飼料(分別管理)を使用しています。

  

宮田知行

  

よつ葉放牧生産者指定ノンホモ牛乳

  

北海道十勝で放牧をしている5戸の酪農家の生乳を使用。乳脂肪分を均質化するホモジナイズ処理をせず自然な風味を活かしました。

かめのこ農園『ピーマン』

図書館で手にした天敵農法について書かれた本に、農家の先輩方のことが掲載されていました。高知県で天敵農法の技術が導入されて30年ほどになります。最初は手探りの中、減農薬と安定生産という目標をもって、失敗と発見を繰り返しながら歩みを進めてきたんだなと思い返しました。

  

高知県の施設栽培のピーマンやナスでは95%以上の農家さんが天敵昆虫を導入しています。天敵農法を実践する1人として、実践と探究を続けていきたいと思います。

  

岡本昌子

  

天敵農法  天敵である虫を使って害虫を対処する農法のこと。ピーマン栽培ではダニやアブラムシなどの害虫を天敵のダニやてんとう虫が捕食します。

ピーマン

  

有機質の肥料を使い、できるだけ農薬の使用も抑えています。

マストミ『産直肉のお惣菜』

品質や安全性を最重要視していることもあり、積極的にコープ自然派の産直肉を使用しています。また、その他の使用原材料も同様に伝統的な製法で丁寧に製造されたものを、生産者の想いやその背景をも含めた上で、総合的に判断し使用しています。

  

マストミはそのような「食への価値観」を共有できるこだわりのある沢山の取引先の方々に恵まれている環境にあるからこそ、商品づくりに集中して取り組むことができると思っています。

  

これからの日本を担う子どもたちの未来のために、そしてよりよい社会の実現に向けて、これからも本物にこだわり続ける企業でありたいと考えています。

  

佐川和也

  

神山鶏の甘酢あんかけ

  

魚醤を加えた調味液に神山鶏を一晩漬け込み、柔らかくジューシーに。

吉原食糧『ホットケーキミックス』

「ホットケーキミックス」は販売開始から25年のロングセラー商品です。開発当時、まだ国内産小麦はケーキ類に使用されていない時代に、製粉加工に工夫を加えてもちもち食感を実現しました。

  

開発過程で組合員の皆さんの声を全面的に取り入れ、①材料全てに遺伝子組み換え不使用、②膨張剤をアルミフリー、③食品添加物の乳化剤の代わりにグルコマンナンを全国に先駆けて使用するなど改良を重ね、2014年に自然派Styleになりました。甘さ控え目でもちもち・ふんわり。今後も長年愛され続ける「自然派Styleホットケーキミックス」をお届けさせていただきます。

  

竹内朗

  

自然派Styleホットケーキミックス

  

北海道産小麦を100%使用。ベーキングパウダーはアルミ不使用です。

飛騨酪農『カスタードプリン』

NON-GMO原料を使用する「自然派Styleカスタードプリン」を組合員の皆さんにお届けしたいとの想いで、コープ自然派と協議。そして、卵は旭商事さんのNON-GMO(分別管理)の平飼い卵※に、砂糖はグラニュー糖から粗糖に、カラメルはグラニュー糖からビートグラニュー糖に変更しました。

  

プリンの味についても試食を繰り返し、風味、食感、甘みのバランスの良いカスタードプリンに仕上がりました。

  

松澤譲二

  

※不足の場合は平飼いではない、旭商事のNON-GMO(分別管理)の卵を使用します。

自然派Styleカスタードプリン

   

飛騨酪農のNON-GMO(分別管理)&パスチャライズ殺菌牛乳を使用。

岐阜県しょうゆ協業組合『特選丸大豆醤油「豊穣の恵」』

大豆のタンパク質からは旨みやコク、小麦の糖分からは甘みや日持ち向上効果のあるアルコール分が作られます。よって小麦を多量に使用すれば別途添加する必要はなく、穀物自体から作られるアルコールにより日持ちは向上するのですが、それでは大豆の風味が損なわれる可能性があります。

  

重要なのはそのバランス。両方の使用量を増やす事で旨みとアルコール分を両立できる絶妙な配合比を模索しました。五感を以てもろみと真摯に向き合う事で、酒精が無添加でありながら味・香り・安全性が成り立つ最高の醤油が出来上がりました。

  

青木利充

  

自然派Style特選丸大豆醤油「豊穣の恵」

  

国産丸大豆を使用した特選クラスの醤油。

茨木酒造『純米料理酒つちのうた』

卒業式で合唱される「大地讃頌」という歌をご存じの方も多いかと思います。イタリアではオペラと並ぶ楽曲のカンタータを日本人が作曲し、第7楽章の終曲として「大地讃頌」という歌が作られました。各章のテーマ農業・祖国・戦争・怒り・祈り等を経た7曲全てのタイトルとして「土の歌」と名付けられました。

  

土に生まれ、大地が育てた食糧を食べて生きているからこそ、今一度日々の恵みや生命に感謝を。そのような想いを大切にしたく、コープ自然派の有機のお米を拡げる取組である、この有機米を使った料理酒に名付けました。

  

茨木幹人

  

純米料理酒 つちのうた

   

コープ自然派の産直有機米を使ったオリジナル純米料理酒です。

八水蒲鉾『かにかま』

育ち盛りのお子さんが安心して食べられるかにかまを目指して開発しました。今まで調味料を足し算してつくってきた「かにかま」から発想を転換。調味料を引き算して、すり身は無リンに、調味料は天然由来のものだけで試行錯誤を繰り返し仕上げました。自然な風味、身のほぐれ加減もよく後味まろやかな「自然派Styleかにかま」をご賞味ください。

  

また、「天然の原料だけでさらに美味しいかにかまは出来ないだろうか」と、今取り組んでいる課題があります。かにかまの味わいを邪魔しない調味料を加えてさらに美味しいかにかまを目指しています。コープ自然派と八水蒲鉾が一体となりぜひ実現したいと思います。

  

後藤真成

  

自然派Styleかにかま

  

国産の無リンすり身と、「海はいのち」で作ったかにかまです。

公開:2024年4月22日
商品案内6号[2024年5月2回]掲載

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