日本の中山間地域の農業は、国内の耕地面積、農家数、算出額のそれぞれ4割を占めています。一方で、全国の約4割に相当する744自治体が消滅の可能性があると報道されており、その多くは中山間地域なのです。もしもこれらの自治体がなくなれば日本の農業は危機的状況となります。また、里山の生態系や雨水の貯留、土砂崩れの防止などの多面的機能を失うことにもつながります。中山間地域で有機農業に取り組むことは、持続可能な社会をつくる上でとても大切です。

長野県の中庭Farmers(旧・佐久穂共同出荷グループ)は、有機農業を志し、都会から様々なキャリアをもつ若者が移住してきて生まれたグループ。その新しい発想は、中山間地域の農業の可能性を示しています。コープ自然派は、中山間地域の農業やそれを守る団体などと連携して、日本の農業を守る取組をすすめていきます。

小かぶ

　　

きめ細かく繊細な甘みが特徴です。