まずはじめに、昨年より組合員の皆さんから生産者へ向けての応援メッセージの発信や支援カンパのご協力をしていただきまして、本当にありがとうございます。私の友人も子育て世代で、「神山鶏って美味しいよね。最近、調理しやすい商品が増えたよね。」という話を身近に聞いています。畜産現場では聞けないことを応援メッセージで知ることができて本当に良かったです。

現在の畜産現場を取り巻く環境は非常に厳しい状況ですが、安心して子ども達が食べられるような安全な商品を、組合員の皆さんに手に取っていただきたいという想いは変わりません。これからも国産飼料用米の使用やアニマルウェルフェアに配慮した飼育管理を通じて健康な神山鶏を1羽1羽大事に育てます。これからも応援よろしくお願いします。

畜産をとりまく現状は厳しいです。厳しい要因は沢山ありますが飼料高は経営を逼迫させます。有機の飼料は大部分を海外原料に依存しています。有機の飼料原料を年間安定的に供給してもらうことが難しいからです。有機飼料原料は現在アメリカ、インド、ポーランドから輸入されています。ウクライナは主産地でしたが戦争で供給が難しくなりました。海外依存の危機感により今年から有機米を原料の一部として入れます。まだはじまりにすぎませんが先ずは一歩を踏み出せました。

生産者として一番安全な鶏卵はオーガニックたまごをオススメします。鶏が運動できる平飼い卵以上に広い敷地を有すること、化学的に処理された農薬を原料段階から使用していない有機飼料を毎日与えて育てているからです。たまにで良いんです。ご購入していただき旨みを楽しんでください。食卓で幸せな鶏の話をしてみてください。