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ポスティ探検隊が、コープ自然派がすすめる野菜づくりを大調査!

土づくりのひみつ

おいしい野菜を育てるために、土の中に微生物のエサになる堆肥や、野菜の栄養分になるミネラルなどいろんなものを混ぜます。土の中で微生物が働くと、土がふかふかになり、土がふかふかだと野菜はしっかりと根をはることができて、土からの栄養分をたくさん吸収できます。

コープ自然派の「有機の学校」

「1000人の有機農家を育てよう」と2009年、徳島県に設立されました。今では熊本県にも学校が増えました。学校では生産者たちと協力しながら農薬や化学肥料に頼らない安心・安全なお米や野菜の栽培技術を学ぶことができます。

あんしんのひみつ

ネオニコチノイド系農薬(以下ネオニコ)を使わない野菜づくりを生産者さんと一緒にすすめています。ネオニコとは田んぼにいる害虫から野菜を守るための「殺虫剤」。野菜づくりでよく使われています。けれど、研究でネオニコは虫だけではなく、ヒトにも影響があるかもしれないと分かってきました。

コープ自然派では米や野菜(加えて一部の加工品)でネオニコについてお知らせしています。

どうしてミツバチのマークなの?

世界中でミツバチの大量死が発生し、その原因のひとつとされているのがネオニコです。花粉を運ぶミツバチがいなくなると、野菜やくだものが育たなくなってしまったり、森が消えてしまうといわれています。

なすの皮はなぜムラサキ色なの?

ナスなどの植物は動物とは違い、動くことができないので、一生を同じ場所で過ごすことになります。そのため自分を守る機能がたくさんあります。それを「ファイトケミカル」といいます。野菜の色はその植物が持っているファイトケミカルの種類によって変わります。ナスは太陽の紫外線から身を守るためにナスニンというムラサキ色の色素をつくりだします。

なす

  

淡白な味で他の食材とも合わせやすく、油との相性が良い野菜です。

有機トマトを守る天敵農法って?

リーフレットファームの今村さんに聞きました!

トマトを栽培するうえでコナジラミという白くて小さな虫がとても困者です。この虫がトマトの樹液を吸うと「黄化葉巻病(おうかはまきびょう)」というトマトの成長が止まってしまう病気になってしまいます。そこで、2年前から天敵による駆除を始めました。その天敵とは「タバコカスミカメ」というカメムシの仲間です。タバコカスミカメがコナジラミを捕食することでしばらくするときれいさっぱりいなくなります。

トマトを守るタバコカスミカメ

有機トマト

  

土の力を最大限引き出す有機農法で栽培。「甘み・酸味・香り」が良いです。

いんげんの一日の収穫量はどれくらい?

のらくら農場の萩原さんに聞きました!

長野県ののらくら農場では、1日で200kgものいんげんを収穫します。どうしてそんなにたくさん収穫できるのか、その秘密は土づくりにあります。土づくりのときに、酒粕を入れると、たくさんの実がつきました。実がたくさんつくと、畑で実を探さなくても、すぐにつみとることができるので、収穫スピードが上がり、たくさん収穫できます。

たくさん身のついたいんげん

さやいんげん

  

ゆでるとほのかな甘みが漂います。

ピーマンのへたの形で味が変わる?

ピーマンのへたの形を見てみてください。五角形や六角形、もしかすると七角形のものもあるかもしれません。このへたの形によってピーマンの味が変わると言われています。角が多いほど、日光をたくさん吸収して、苦みが少なく栄養たっぷりな傾向があります。

切り方でも味が変わる?

「横」に切ると、ピーマンの繊維を分ぶんだん断してしまって苦みが強くなるよ。だから、「たて」に切ると苦みを感じにくくなるんだって。これでピーマンも食べやすくなるね!

ピーマン

  

有機質の肥料を使い、できるだけ農薬の使用も抑えています。

スイートコーンのひげの秘密って?

とうもろこしのひげは、実はめしべです。めしべに花粉がつくと、コーンのつぶができます。ひげはコーンのつぶのひとつひとつから伸びています。だから、コーンのつぶの数とひげの本数は同じ。ひげがたくさんあるとうもろこしはぎっしりコーンがつまっていることになります。

有機スイートコーン

  

有機栽培で安心。塩茹ですると本来のおいしさがよくわかります。

公開:2024年8月12日
商品案内22号[2024年8月4回]掲載

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