「里山の風景をつくる会・高知」から木の家のご紹介

  • 里山の家

コープ自然派では「街に森をつくろう」をスローガンに「自然の住まい(里山の家)づくり」を拡げています。

多目的ホールのある寛ぎの家

高知県香南市・手結山の別荘地として開発された土地に建つ住宅です。南側には遠く太平洋が望めるロケーションです。
道路側からは平屋建てのように見える屋根形状とし、高さを抑えることで周囲の景観にも配慮しました。室内は梁等に高知県産の杉を用いた表し仕上げとしています。

遠くに海が見える2階多目的ホール
居間の吹抜け
階段上がり口上部の吹抜け空

また一部吹抜けを設けることで開放感あふれる空間になり、2階の多目的ホールと緩やかに繋がっています。
日常の忙しさから解放されて、ぼんやりと海を眺める、そんな素敵な時間を過ごしていただきたいと思います。

エニシ建築設計事務所(高知市) 江西 章、由紀

小さな離れの耐震リフォーム

果樹農家さんの、昭和初期に建築された約6坪ある離れの耐震リフォームです。お子さんが大きくなり県外に出てしまうと、この離れは年に数度の帰省時に使用するのみになり、建物外部の木材は傷みが進み、耐震の不安もありました。この建物を活かしたいとの依頼を受け、耐震補強と内外装リフォームの工事を行いました。

Before:傷みは激しいものの構成は美しい
After:昭和初期の佇まいを残した杉板張りの外観
耐震リフォーム後のリビング間口3間、奥行2間の小さな離れが多目的リビング空間に変身

デザインのポイントは、部屋の中央にあった垂れ壁を抜き天井を繋げたことと、窓辺の4枚引分け障子です。床の高知県産桧フローリングと土佐和紙によって、品のある空間に仕上がりました。リフォーム後は、ここでご家族やお友だちと趣味を楽しみ、豊かな時間を過ごされています。

聖建築研究所(高知県香美市)山本直子

公開:2024年9月3日
商品案内24号[2024年9月2回]掲載

里山の家の記事一覧